BLG:2008-9-1-5;
人生はシャンペンだけ?
全米プロで大活躍の18歳プレーヤーがいる。
惜しくも4回戦敗退だが、支え育ててきたシステム関係者に大いなる敬意を表す。
しかし、天邪鬼は浮かれるマスコミを見ていて、何故か下記を思い出した。
人生はテニスのシングルスゲームと同じで、誰かが誰かを
幸福にすることなどできない。
他人にしてやれることなど何もない。
他人のことをわかってやるのも無理だ。
他人を支配するのも無理だし、支配されることもできない。
人生はシャンペンだけだと思うか? そう吉野愛子は聞いた。
そうシャンペンだけだ、そう答えればよかったとテニスボーイは今思っている。
シャンペンが輝ける時間の象徴だとすれば、シャンペン以外は死と同じだ。
キラキラと輝いていなければ、その人は死人だ。
キラキラと輝くか、輝かないか、その二つしかない。
そして、もし何か他人に対してできることがあるとすれば、
キラキラしている自分を見せてやることだけだ。
キラキラする自分を示し続ける自信がない時、それは一つの関係が終る時を意味する。
「テニスボーイの憂鬱」村上 龍
2008-09-03 08:33:59| スポーツ |コメント(0)|トラックバック(0)
みんなちがっていい
先日の茶番劇で、早速流行語が生まれた。
「あなたと違う」または「あなたとは違う」。
辞任表明記者会見では、「私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。あなたと違うんです」と答弁している。
これは、記者から「総理の会見はいつも人ごとのようだ」と突っ込まれての反論だった。
当日ぼけーっとTVを観ていた不肖某も、違和感というか、不快に思った発言だった。
日本は不思議で満ち溢れる奇異の国だ。
訳のわからぬうちにトップに担ぎ上げられ、自覚も資格にも疑問のある人物が、一年近くも国政の舵取りをしてきた。
かくも無能な政治集団をせせら笑う官僚が跋扈するのは当然の成り行きだろう。
「失われた10年」、そしてこの「失われた1年」。次の死守ポスは誰か。
それにしても、「あなたとは違う」とは、悲しいほど哀れな最後の意地。
金子みすずの詩を思い出す。
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
2008-09-03 08:05:22| 時事ニュース |コメント(2)|トラックバック(0)
コメント
おはようございます♪
長~い夏休みでしたね。お帰りなさい(^^♪
また素敵な(山椒のような)Dad koala節 楽しみにしてます。
投稿者:くまちゃん - 2008-09-04 06:53:20
早速のコメント、ありがとうございます。
今朝のチャリ漕ぎでシャワーを浴び、天辺禿げをクローして隠しながら一仕事済ませたところです。
違いを認めるか否かは一つの大きな問題です。
日本は本来、Disabledであろうとなかろうと平等で寛容に溢れた国でした。
ソレガシ、偏屈で頑固ジジーそのものですが、先ず相手を認めることを心がけようとしています。
,と、いうことは、まだまだ修行が足らんのです。
投稿者:DadKoala - 2008-09-04 07:59:23
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