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明日への 昨日、雨の中、KGBから指令あり。映画「明日への遺言」を観ることと相成った。 上映開始まで2時間近くあったので早めの夕飯を済ませ、映画館前の雑貨店で丼などを購入。丁度満開の夜桜を暫し楽しむ。  切符を購入して館内に入るが、だーれもいない。ひょっとして貸切かなと思っていたら、開始間際に3人ほど入ってきた。暇に任せて座席数を数えてみたら120席、日曜日にこんな人数で経営は成り立つのだろうかと余計な心配もしたくなる。 時は昭和20年、終戦間際。時代背景のイントロから映画が始まる。モノクロから徐々にカラーに変わる。「明日に向かって撃て」の手法だ。 事前の評論は一切読まないのが、私流、、っというか、本当は計画性ゼロなので、その日の気分で決まってしまう。 概要は http://ashitahenoyuigon.jp/index2.html をみてほしいが、ポイントは国際法の解釈とresponsibility。タイトルの遺言は、ちょっと違和感あり。私ならdignityという「言葉をいれる。 Morita Reportなるものを武器にが検事側(どこかで見た顔と思ったら、懐かしい。S.マックイ-ンのJr)が切り込む。一方、Dr. Featherstone(スペルは分かりません)の誠意ある弁護が理路整然と対抗する。 時代は変わっても、人は変わらない。 当時の陸軍法務担当の何某は責任逃れの文書を作成した。それは、人としての心あるものならば断じて受け入れられないものであり、関連のT少将は自殺している。Morita Reportの作成者には触れていないが、現在の官僚、金融機関の役員と同一の術を有している。 主人公のGeneral は部下の責任をすべて一人で負う。検事対弁護の息詰る討論と、仏教徒として毅然たる態度で臨む主人公の言動が繰り返される。 いつかしら、米軍側も立場を超えた共感を覚えるようになる。 Fair な立場であるべき裁判長が、思わず助け舟を出す。 米国軍法では「報復」は明文化されているので、市民を殺戮した爆撃機搭乗員の斬首は「報復」ではなかったのかと。 General は、しかしながらPunishmentと答える。それは、無差別爆撃のC司令官(前にも触れたが、こともあろうに日本政府は最高勲章まで与えた)とT大統領にまでresponsibilityが及ぶこととなった。 最終弁論でGeneralは特別に発言を求める。 無差別爆撃の実態について、被害者側からの証言をFairに受け止めてくれた横浜法廷の寛大な処置へ感謝に気持ちを表現する。 結論は出た。 それについては、言い尽くせない背景と考えがある。 検事のマックイーンJrもが助命嘆願をするが、D.マッカーサーは何もしなかった。 一人1000円では安すぎる料金だと思った。 おまけは森山良子さんの歌「ねがい」。 エンディングメロディーを聞きながら感慨に耽り、映画館脇のミスドのおっちゃんと世間話。 2008-03-31 08:36:41| 映画 |コメント(0)|トラックバック(0) ガラクタ市 どんよりとした曇り空、川沿いの雪柳と桜並木を楽しみながらチャリを漕ぎました。 フリージアも咲き出し、木々の新緑と野イチゴの白い花のコントラストも目を休ませてくれます。 近所の神社では恒例のガラクタ市が開かれており、チャリを押しながら物色します。 矢立を探していますが、なかなかこれといったものは見当たりません。 カメラはどうかと目をこらすと、これぞといった代物は3万以上。レンズだけ欲しくても、交渉不成立。 ボロ自転車を置いといたら、300円で買うという人も現れて、あわてて抜け出しました。 午後から会合あるから用意がどうのこうのと、同居人は携帯で指令を出すので、尻切れトンボ。また後で、、 2008-03-30 11:34:29| 日常 |コメント(0)|トラックバック(0) 花冷え 今朝はピンク色の美しい朝焼けを楽しみ、外に出ると寒気で身震いする。 いつも懐が同じ状態だが、昨日の暖かさがウソのような気温である。 花冷えという言葉がある。リラ冷えなんて小説もあったが、いつもボーっとしている頭にはちょうどいいのかもしれない。 年度末直前で、ソフトの入れ替えでバタバタする。ついでに、うちのKGBとも些細なゴタゴタを繰り返す。 空は晴れ、浮世の雑念をあざ笑うかのように桜は咲き、そして散っていく。 のんびりと、お花見はいつできるのだろう。 散歩道 犬も見上げる さくら花  懐を 忘れてはしゃぐ 花ふぶき                             DadKoala 2008-03-29 08:55:02| 時事ーのたわごと |コメント(0)|トラックバック(0) わからない またも、痛ましい事件が報道された。 家族5人殺傷、「父は仕事で悩んでいた」小6長女が話す (読売新聞)  東京都文京区小石川のチラシ製作会社経営、江成征男容疑者(42)が28日未明、自宅で家族5人を殺傷した無理心中事件で、隣家に助けを求めた小学6年の長女(12)が警視庁の事情聴取に、「お父さんは最近、仕事などで悩んでいた」と話していることがわかった。 現場は、私が以前間借りしていた家のご近所だから、とても気になった。 印刷工場が集中している地域で、大家さんも一家総出で印刷物をどこかへ配送していた。 TV画面をみると、昔あった工場はどんどん立ち退いてマンションビルに建て替えられている。機械を動かせば当然音が出る。新住民は、それにイチャモンをつけていたらしい。 私はアホだからナントカ権利については疎いけれど、これは理不尽である。 昔からある工場兼住宅を、よそ者が後から入り込んでとやかく言う権利はあるのだろうか。 さらにIT化に伴い、書籍や印刷物の需要が先細りになっている、いわゆる構造不況をまともに受けている業種とのこと。 家族思いで評判の一家だったという。個人の責任を追及するのは安易だろう。 私は一家の長をかような事態になるまで追い込んだ今の社会に大きな疑問を持つ。 特に、現場を知らない役人、責任は誰も取らずに泣きついて、400億もの血税をそのまま石原銀行に融資する都議会。 どうして、都民は黙っているのだろうか、私にはまったくわからない。 2008-03-29 07:20:10| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) 悪あがき 桜満開となった。一部ではもう散り始めた。 咲き始めてからあっという間の出来事で、潔さが古来わが国の文化に影響してきたのだろう。 道路特定財源をめぐる茶番劇で、政府与党を支持する人々はナサケない。 私は元来野党に異を唱えてきたが、今回は異なる。 「特定」とか「暫定」という用語に疑問を持たない、あるいはそれすら知らなかったのは、私を含めてアホだったのだろうか。 ナントカ官僚は必死で利権を守ろうとする。 頭は床屋さん用しかノーがないセージカは原稿のマル読みで、ただ単に引き伸ばしを図ってきたにすぎない。 セージカは、一体国益を何と考えているのだろうか。守ろうとするのは、縦割りの省であり、ナントカ族のグループ、天下り組織に群がる一連の人達であろう。 お尻から背中にまで火がついたので、来年度に「特定」を「一般化」にするとの案を出したらしいが、呆れて言葉が出ない。 週刊誌の見出しは、いつも感心する。 脳死とは、しかしながら情けなき現実だと、散る桜をみて思う。 2008-03-28 07:32:51| 時事ニュース |コメント(2)|トラックバック(0) 言葉の殺人 桜が咲く頃に、何故か辛く悲しいニュースばかりが目立つ。 卒業式、「大好き」「大嫌い」言い違う? 小6飛び降り 2008年3月26日(水)18:58  25日午後1時半ごろ、東京都板橋区中台3丁目のマンションの管理人から、男児が飛び降りたとの119番通報があった。マンションに住む会社員(50)の長男で、同区立小学校に通う6年生の男子児童(12)が病院に搬送されたが、全身を強く打っており、約2時間後に死亡が確認された。鉛筆で書かれた遺書のようなものがあることから志村署は自殺と見て調べている。  同署によると、この日午前、小学校で卒業式が開かれ、男児も出席した。遺書の内容などから、式でのことで、しかられるなどしたことが原因だった可能性が強いとみている。 私の小学校卒業当時を思い起こす。 学校が好きだの嫌いだのという気持ちはなく、少し離れた中学への思いの方が強かった。田舎の学校だからのんびりしていた、うるさいPTAも教育委員会も関係ない、勿論モンスターなんて影形もない。 間違えを許さない社会は悲しい。冗談のない生活なんて、耐えられるだろうか。 私なんかは、そそっかしいし、アホだからいつも間違えてばかりいた。でも、その間違いを正して、こっそり教えてくれるオトナがいた。 人様を中傷するとか、怪我をさせるようなことは厳罰を受ける、親からは問答無用で拳骨のアメが降る、それが当たり前の社会だったと思う。 いつのまにか、そうしたオトナはどこかへ消えてしまった。 自殺した男の子のことを思うと、胸が痛む。どうして支えてあげなかったのか。 ニュースからは、責任逃れの冷たい言葉しか聞こえてこない。 2008-03-27 14:48:06| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) 「野球の神様」はいずこ 昨夜はケーキでKGBとの冷戦停戦、TVでMLBを例のごとくボケーッと見るが、、、。 桑田が引退へ=テレビ番組で表明 - 米大リーグ  【ブラデントン(米フロリダ州)26日時事】米大リーグ、パイレーツの春季キャンプにマイナー契約で参加している桑田真澄投手(39)は、26日放送されたテレビのインタビューで現役引退を表明した。桑田はTBSの番組でパイレーツのゼネラルマネジャーからメジャー昇格はないと伝えられたと言い、「燃え尽きた。悔いはない」と語った。(時事通信) 蔭ながら応援していたのに残念、その後のバーレーン戦は桑田投手同様に観戦の気力なし。案の定、0-1惜敗。 感じたこと、それはメジャーの契約交渉は極めてドライだということ。日本みたいなプラス・アルファみたいな、数字で示せない評価は一切ない。 「野球の神様」との対話を桑田投手は口に出す。神様とは、勿論ドライで冷酷な一神教ではない。古くはギリシャ、ローマそしてケルト人なども感じていた生活の基盤としての神であろう。 野茂投手のような生き方もある。 けれども、桑田投手は上記を選択した。両者に敬意を表す。 2008-03-27 07:38:24| スポーツ |コメント(0)|トラックバック(0) 神様仏様Okajima様 今朝30分以上寝坊をした。理由は二つ、まず曇り空。昨夜いつの間にか雨が降ったみたいだ。そして、恒例のKGBとの冷戦、、、、トーキー以前の映画のようだった。 私は、マトモニ闘うとカラシニコフで蜂の巣にされてしまうので、TVでMLB観戦。 ところが、延長戦となって中継は尻切れトンボ、、、、。 松坂先発、岡島が勝ち投手に・米大リーグ開幕戦 アスレチックス戦の9回に登板、勝ち投手となったレッドソックスの岡島=25日〔共同〕  米大リーグの今季開幕戦、アスレチックス―レッドソックスが25日、4万4628人の観衆を集め東京ドームで行われ、日本の2投手の力投もあり、レッドソックスが延長10回、6―5で競り勝った。先発した松坂大輔投手(27)は5回を投げて2失点で、9回に5番手で登板した岡島秀樹投手(32)は1回を無得点に抑え、勝ち投手となった。   一流の試合は見ていて飽きない。ボールカウント毎に配球は勿論、野手も位置を確認する。刻一刻と変わる状況に、過去のデータに裏打ちされた戦略が立てられる。しかも、各選手は、あっさりとさりげなくこなしていく。 これぞMJL、注目したのはふたつ; ひとつは、レッドソックス監督の松坂降板のタイミング。5回95球で、あっさりとスイッチした。これは長丁場に備えての判断で、日本人としてはチョッピリ残念だ。 もうひとつは、Okajima の活躍だ。 9回裏、同点での登板。私ならどーてん動転でキャッチャーのミットなんか見えなくなるだろう。でも幸いなことに「あっち見てホイッ」だからかもしれないが、堂々としたピッチングだった。彼こそ、困ったときのOkajimi頼み、監督が信頼するのは当然であろう。 2008-03-26 08:07:22| スポーツ |コメント(0)|トラックバック(0) Wonderful WAN 私はフランスへは2回しか行ってないが、不思議な魅力にあふれた国だと思っている。 本日のネットからのニュース; チベット暴動、仏大統領が「仲介の用意」…胡主席に親書 (読売新聞)  【パリ=林路郎】フランスのサルコジ大統領は24日、中国の胡錦濤国家主席に親書を送り、チベット自治区などでの暴動に対する当局の対応について、「行動を抑制し、対話によって暴力に終止符を打つ」よう求めた。  また、大統領は、中国政府とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の対話再開に向け、仲介する用意があると伝えた。 一方、新聞の報道によるとWorld Association of Newspapers(WAN)が、上記のチベット問題について、北京政府へ抗議声明を発表している。 http://www.wan-press.org/china/home.php WANは「国境なき記者団」というらしいが、似たような名前の「○○医師団」と同様パリに本部がある。戦時における「外人部隊」もフランス主導であることは有名だ。 その国のトップは、孤独なお猿さん(?わかるひとはわかるかも)。私生活はともかく、言うべきことは明確にしている。そこがわが国とは大違い。 さてWANはWikipediaによると、毎年、『世界報道自由ランキング』(Worldwide press freedom index)なるものを毎年発行している。 毎年最低ランクの指定席が決まっている北朝鮮や中国はともかく、我が日本は昨年37位と意外に低い。(それでも、アメちゃんよりは少し上) なぜなのか。以下、Wikipedia からの受け売りだが、「記者クラブ」の存在がネックらしい。 「官庁の集めた二次、三次情報をいかに早く取るかが仕事の7、8割を占めてしまうと、実際に世の中で起きていることを察知する感覚が鈍る。役人の論理が知らず知らず自分の中に入り込み『統治される側からの発想』がしにくくなる。自分はそうではないと思っていたが、フリーとなって5年、徐々に実感するようになった」と記者クラブにいることによって記者の精神的荒廃が起こり、ジャーナリストとしての感覚が鈍ってしまうと指摘している。 蓋し、これは実感そのものであろう。 そこで、この制度を批判する考えもある。 「最大の利権談合共産主義」として痛烈に批判している。その証拠として、衆議院議員Kは(日本のメディアでは)記者が政治家から食事をご馳走になるのは当たり前、政治家が外遊する際には同じホテルに泊まり、「政治家と記者はよいお友達」になることがメディアでは「良い記者」とされている現状を指摘している。 公共工事の入札も似たりよってり、馴れ合い、村意識の延長みたいなものでしょうか。 犯罪報道においては記者クラブと警察の癒着により、警察が自らの捜査に有利な方向に情報操作を行い取材する側は、なんの自己調査・取材も行わずそれをそのまま報道するとの現象も見られる(松本サリン事件や志布志事件、香川・坂出3人殺害事件など)。 情報を巧みに使うのが高等技術のようです。ホントのワルは顔を見せません。 インターネットの普及により新聞離れやテレビ離れが進み、市民記者やブロガーといったインターネットを発表手段にする記者が登場している現在、既存メディアのみで構成される記者クラブは時代にそぐわなくなりつつあるという見方もある。現状で言えば、インターネットの既述も圧倒的に新聞記事からの引用で占められ、結果的に「ネットの意見」として記事の主張を幇助する事になっている上、ブログなどでは「ネットの匿名性」が無責任な既述のたまり場という社会的認識をもたらしていることから、抜本的なメディアの構造再編が無い限りは記者クラブの対抗馬としては弱いのが現状である。 「ネットの匿名性」について、私としては大きなことはいえないので、誠意をもって臨むしかない。チョイアホなので、駄句迷でいいでしょうか。 2008-03-25 13:36:15| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) 宇宙から見たオーロラ スペースシャトル「エンデバー」からの美しい写真が報道された。 <オーロラ>青い地球に緑色の帯 シャトルから撮影 (毎日新聞)  宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーションにドッキングしている米スペースシャトルから撮影されたオーロラの写真を公開した。地球の極域上空に発生したオーロラをほぼ真横からとらえており、漆黒の宇宙を背景に、緑色の光の帯と青い地球が神秘的だ。  日本でもオーロラが観察されたことはご存知だろうか。(ここで、一時中断、、) 私がガキの頃、長野市で一回だけの記憶がある。 とてつもない寒い朝だった。新聞のトップに写真入の記事があって、うすぼんやりとした影が山々の連なりの上に映し出されていた。オーロラだという説明はあるが、それまでみた写真とは別のような気もした。 先ほどネットで当時の記事を探してみたが見つからない。。(ここで、再度中断、、) Wikipediaによると、オーロラは太陽からのプラズマ粒子が地球大気(電離層)に向かって高速で降下し、大気中の粒子と衝突し発光するものらしい。 たまに日本のような低緯度地方でも赤いオーロラが観測されることがある。これは磁気嵐によって磁力線が低緯度側にゆれることや、赤いオーロラが高高度であるために地平線に沈みにくいことと関係がある。 なりほど、昔みた新聞の写真は白黒ではっきりしなかったが、山々の峰すれすれに淡い光を放っていた。当時もアホなので漢字が読めずに、父親から教えてもらった記憶がある。 2008-03-25 08:35:58| 時事ニュース |

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