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600 car crashes and one 土曜日の夜は、ボケーっとTVを見る。 米国OhioはExtreme Weatherで大雪、600台もの交通事故があったという。 そして大統領予備選も混迷を極め "negative go"乱発の様相だ。 'Hillary Clinton's a monster': Obama aide blurts out attack in Scotsman interview http://thescotsman.scotsman.com/latestnews/Inside-US-poll-battle-as.3854371.jp ヒラリーを「モンスター」呼ばわりした37歳の教授は、オバマ陣営の外交顧問だったという。名前が象徴的だ、Samantha Power。 Samantha はその昔のTV番組「奥様は魔女」の主人公の名前。 Powerは言うまでもない。Obama's lost his "Power". 一度口から出た言葉は否定できない。だから、言葉はむづかしい、たったひとつの言葉が歴史を変える。 2008-03-08 22:04:37| 時事ニュース ライカとボケ 昨夜のTVの続きである。 番組のもうひつつの注目点は、主人公の使用したライカDIIIである。 このカメラは、わたしのようなヘナチョコいい加減なカメラファンでさえ垂涎の的となっている。 下記に人様のコレクションが出ていたのでお借りする; http://www001.upp.so-net.ne.jp/credenza/camera/leicaSM02.html ライカDIIIは、番組での会話からすると、当時家が3000円の時代に2000円もしたという超高級品だった。 レンズは多分、Elmar 50mm/f3.5の沈胴タイプ(レンズがカメラ本体に沈み込む)で、携帯に優れている。 私は現在沈胴レンズは一個しかないが、そろそろロシアからもう1個来るのを楽しみにしている。ちなみに、ロシアも日本と同様のライカコピーを量産していた。 沈胴タイプの前は、蛇腹である。私はブロー二を2台、35mmを1台所有しているが、コンパクトな後者がお気に入りでウェストバッグに携帯している。 私はものぐさで、自分のデジカメの接続が面倒なので人様の写真をお借りする。お暇な方はどうぞ; http://www.wa.commufa.jp/~xylocopa/cc/beltica1.html これらに共通するのは、カメラの美しさである。 精密機械でありながら、戦場でも使えるように設計され、手になじむ使い安さ、これらをうまくまとめてしかも美しさを追求するデザイン、これが真髄でしょう。見ているだけでも楽しめるし、手に持つとわかる感触はとてもデジカメの比ではない。 話を昨夜のドラマに戻す。 不思議に思ったのは、あのような高温下でフィルムがどうなったのだろうかという疑問である。軍艦の作りもしっかりしてるし、フィルムの出し入れが底からする面倒なタイプなので高熱が波及しないような構造になっているのかもしれない。 ちょっと残念なのは、俳優さんの写真の撮り方である。 当時のフィルム感度は低くて、ライカDIIIは室内撮影をも可能にするためスロースピードが初めて搭載されている。私が手ぶれなく撮れるのはせいぜい30分の1までで、シャッターの押し方には無意識に神経を使う。昨夜の撮り方では、まずボケてしまうだろう。 ボケといえば、デジカメ、バカチョン並みのシャープな画像はいらない。ポイントを捉えて、周りのボケが美しく撮れること、私の頭のボケ対策にもなるけど、これがなかなか難しい。 2008-03-11 10:04:02| 趣味 |コメント(0)|トラックバック(0) 矜持を失った国 昨夜のTV「3月10日東京大空襲 語られなかった33枚の真実」を観た。 一晩で10万人もの死者を出した東京大空襲を、地上から撮影した唯一の男、石川光陽氏を主人公としたドラマである。 一昨日のブロ愚でも書いたが、どの立場で報道されるのかに興味をもってTVの前に座った。 アメリカ取材や東京大空襲の被害者の証言などのドキュメンタリーを交えてのドラマであり、新たな事実は確認できなかったけれども十分評価できるものと思う。 ポイントはふたつ、真実を生命を賭して記録した人物がいたということ、そしてそのネガフィルム提出を断固としてGHQへNOと言った同じ人物と日本政府の対応である。 前者については説明の要はないかもしれないが、プロとはこのような人物を指す。 せせこましい組織の柵(しがらみ)にとらわれず、自己の信念を貫いたサムライである。 後者で問題となるのが日本政府の対応である。 GHQはGovernerであり、それに従わざるをえなかった状況を無碍に否定しないが、何故もっと上層部で”NO”と言えなかったのか。それが最大の論点である。 さらに、この爆撃の司令官は後の米軍参謀本部長となり、後述の事態となっている。 米軍の戦略は徹底している。如何にして効果的に敵を叩き潰すかを徹底的に研究する。 本土の爆撃が優れた効果を上げるのを分析し、シナリオ通りに進める。 私は、学校では教えてくれなかった(?、あるいは私がサボったのか)空襲による被害者を調べてみた。 Wikipediaによると、原爆投下の8月から同年12月までの推定死亡者9万ないし12万とある。 さらに爆弾としての比較をみると、 B-29の通常爆弾最大積載量は5トンであるから、B-29の3,000機分の通常爆弾が一度に投下されたことに相当する。比較として東京大空襲(1945年3月10日)の攻撃B-29は344機であるから投下された爆弾(焼夷弾)は総計2,000トンであった。すなわち、広島原爆(15,000トン)はこの東京大空襲の約8倍相当の規模のエネルギーを、東京の十分の一程度の都市の上に一時に投下/放出したことになる。 いずれにせよ、B-29の344機とほぼ同等の威力をただ1機で可能ならしめたことを米軍参謀本部は確認できたわけである。 私には全く理解できないことだが、日本政府は東京大空襲の司令官カーチス・ルメイに最高勲章を授与している。1964年、東京オリンピックの年で、私のごときアホガキにはまったっく知らなかったことである。 日本の都市に対する無差別戦略爆撃を立案した人物に最高勲章を授与するなんて、理由は何であれ、矜持を失った国だとらえられても弁明できない。 叙勲は通例、直接天皇から手渡されるとのことだが、昭和天皇とルメイは面会していない。天皇として、それは当然のことであろう。 2008-03-11 07:27:01| 日本を語る |コメント(0)|トラックバック(0) 北京?;塞翁が馬 Qちゃん、残念でしたねー。 でも、弁明しない。余計なことはしゃべらない。足の手術のことも、本人からでなく別の人からのほうがよかったかも、、。 一方、後ろを振り向かなかった中村選手には拍手。 一見、明と暗。  でも北京はどうなっているのだろうか。果たしてオリンピックなんて誰が行くのだろうか。 ナントカシンコー金を湯水のように使って、身の危険を顧みずいく人は凄いと思う。 地球環境がどうのこうので議論されているが、中国からみた考えも参考にしたい。 中国の汚染、一番の被害者は中国人 http://eco.nikkei.co.jp/interview/article.aspx?id=20070718i3000i3   感情論になっては解決できない――。中国で生まれ日本でソフトウエア企業を長年経営したという経歴から、日中の経済・社会問題について積極的に発言するソフトブレーンの宋文洲マネージメント・アドバイザーは、環境問題をめぐる世界の対立構造を解くカギは世界経済の構造を理解することにあると説く。 私は経済についてはド素人ですが、だからこそ知ろうとしたい。 環境問題と経済は別個に議論すべきでないと考えます。 ――地球温暖化問題で、中国の対応が大きなカギを握っています  いま地球規模で起きている温暖化など環境問題の根本は、中国やインドなどBRICs諸国の工業化にあります。これまでエネルギーを大量に消費するのは先進国だけでしたが、消費の場が急速に途上国に移ってきました。鉄、石油、食料など、広い範囲で絶対的な資源不足が起きています。 成るほど、食料自給率39%のわが国は、少なくともお米などで対策をとるべきだろう。 ――中国人の環境意識はどのあたりにあるのですか  一部の人の間では、環境意識はどんどん高まっています。理由は単純。自分が汚い空気を吸いたくないからです。決して誰かのためではなく、まず自分に汚染が迫っているからです。 まあ、当然の反応でしょうね、 国際的に中国の食品の安全性が問題になっています。<途中略> きちんと作っていないものは売れなくなる。環境や安全性の問題を政治問題化させるのではなく、経済の問題として解決すべきです。失業者が増えるなどのマイナス面が出てくるでしょうが、それに伴って一度経済が後退期に入っても仕方ないと思います。   2008-03-10 14:00:29| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) 「きぼう」 、、、と、気分一新「きぼう」シャトルあす打ち上げ 日本人宇宙飛行士、土井隆雄さん(53)らが搭乗する米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「エンデバー」が11日未明(日本時間同日午後)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる。エンデバーは、国際宇宙ステーション(ISS)に日本実験棟「きぼう」の第1便を運び、日本初の有人宇宙拠点建設の第一歩を踏み出す。 産経Webより 日本の他の宇宙飛行士と比べると「謙虚で地味」だけれど、宇宙への情熱は人一倍という。 野球への情熱と、夢を持ち続けるパイレーツ桑田投手と同様 応援する。 さて仕事開始だ。 2008-03-10 07:53:34| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) "eco-terrorist" Sea Shepherd の暴挙について、IWCが渋々声明を出した。 私はSea ShepherdがどういったものかわからないのでWikipediaでチェックした; a non-profit, registered tax-exempt organization in the United States, and a registered Stichting (foundation) in The Netherlands. Members call themselves eco-pirates ”eco-pirates”と聞くと桑田真澄投手(PL時代からのファンで、夢を追う生き様が好きです)のPittsburgh Piratesが思い浮かぶ。 かつては鉄鋼の街として栄えたピッツバーグだが、時代は変わり日本、そしてインド人の会社にと覇権は遷ろう。 Piratesといえば、旗を見るとわかる。成るほどと思った。 全く理解できないのは、Sea Shepherd を支援するグループ、一般市民がいるという点である。「環境保護」という隠れ蓑、これが曲者で、単純な一部のアメちゃんはサポートするのだろう。 こんな記載もあった; Greenpeace has officially disavowed any connection to Sea Shepherd and refused to assist their efforts, stating "... we are not going to help people who have said they will use violence. We are here to save the whale, not put the lives of whalers at risk." http://www.guardian.co.uk/environment/2008/jan/13/whaling.antarctica こうなれば、いくら抜けさく腰抜けの日本も反論する、"eco-terrorist" すると、多分英国だと思うけど下記のような、いやらしいコメントを出す。 Protester 'shot' by Japanese coastguard http://www.guardian.co.uk/environment/2008/mar/08/whaling.activists 鯨を"save"する根拠も示されず、それを「理解」しろとは無理な話、でもその notorious Greenpeace でさえ、匙を投げているのがSea Shepherd。 主張すべきことは、堂々と明確に行うべきだ。 あーあ、くだらないことに無駄な時間を使っちゃた。 2008-03-10 07:20:35| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) けふは何の日 3月10日は忘れてはいけないはずなのに、何故か影がうすい。 東京大空襲 以下Wikipediaより引用する; 1945年3月9日から10日に日付が変わった直後に爆撃が開始された。B-29爆撃機325機(うち爆弾投下機279機)による爆撃は、午前0時7分に深川地区へ初弾が投下され、その後、城東地区にも爆撃が開始された。午前0時20分には浅草地区でも爆撃が開始されている。火災の煙は高度7000mまで達し、秒速20mと台風並みの烈風が吹き荒れた。 不肖私が生まれる前のことであって、学校で教えられたこともない。 大東亜戦争のこともよく知らず、大学卒業後、何かの折にこの事実を知った。 私の戦争関連記憶は、ひとつだけある。 5歳の頃だったと思う。田舎のバス通り道をボロを纏った男の人達が歩いていた。多分、近所のバーちゃんか誰かが連れて行ってくれたのだろう。 全員痩せこけていた。リュックみたいなものを背負い、トボトボ歩く様を見て、乞食の集団だと思っていた。 後日わかったのは、シベリアからの引揚者ということだ。終戦間際のドサクサに紛れて参戦したソ連に強制連行された人々で、生き残って還ってきた幸運な人々ともいえる。 話を3月10日にもどす。 私は、歴史の真実を教えようとしない学校教育に不信をいだいた。 そこで、休日に図書館など昭和20年前後の歴史関係の本を漁った。 学生時代は大嫌いだった歴史を、教科書には書かれていない事実を知りたいと思った。 3月10日のことも、当初は10日の夜に空襲があったと思い込んでいたが、上記のように63年前の本日9日の夜、米軍B29が発進している。 東京は100回以上も空襲を受け、同年1月27日には有楽町・銀座地区が標的になり、有楽町駅は民間人の死体であふれたという。 吉村昭氏の著書など参考となるものはいくつもある。 3月10日は日露戦争の奉天戦の日であり、陸軍記念日となっていた。日本の戦争継続の気力を削ぐため、あえてこの記念日が選ばれたと言われている。アングロサクソンの戦略は凄まじい。 歴史が教えてくれるのは、冷酷な事実である。文明(?)あるいは価値観の衝突で戦争が起こり、民間であろうとなかろうと殺戮の対象になってきた。 巨大帝国を築いたフビライも例外ではなかった。敵は老若男女を問わず抹殺する、これが歴史の常識だと思う。話せば分るなんてのは、小学生以下のレベルであって、大局観のない民族は歴史から消えていった。 そして、今を問う。 私の身内では、戦争で叔父や親戚数名が亡くなっている。シベリア抑留の経験者もいる。だが、亡くなった父も含めて誰もが語ってくれなかった。 だから事実が知りたい、アメリカが憎いわけではない、ソ連(ロシア)が憎いわけではない。 私どもは、あまりに歴史を知らなかった。何があったのか、その背景は何か。 私は語られなかった事実が大切だと思う。何を今更、ではない。 それを掘り起こすことで、様々なものが見えてくる。 2008-03-09 09:35:22| 日本を語る

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