BLG:2012-8-1--;;

Constant effort goes never unrewarded 「基礎のない成功は積み重ねた卵のように崩れやすく、一方基礎を積んだ努力は必ず報われる」http://j.people.com.cn/94475/7902146.html 中国人民日報:「なでしこジャパンにあって中国代表にないもの」の記事より レスリング女子48kg級で小原日登美選手が金メダルを取った。 ふと眼が覚めてTVを点けたのが3時少し過ぎ。ちょうど3位決定戦が終わった時刻だった。 オリンピックは何故かこの51Kg 級がなく、引退した妹のいた48級で出場。ご自身も一度引退したがカムバックしチャレンジしたという。 試合は第1ピリオドで相手AZBの選手にポイントを取れれる。しかし、第2ピリオドで追いつき、最終ピリオドでチャンピオンとなった。勝利の瞬間小原選手は両手で顔を覆いマット上に座り込んだ。 体重を落とすことは、常人では想像できない苦しさが付きまとう。旦那が食事の管理をして体調管理をしたという。 レスリングの神様は待っていた。 君が代が流れ、やっと笑顔が出た。 追記;63Kg級は、伊調馨選手が安定した試合運びで3連覇。続けて君が代を聞く。 そしてやっと、ラジオから けふの誕生花はユリ科のユウキスゲ、 ニッコウキスゲと同様に黄色い花という 花言葉は、「麗しき姿」 けふの一句は; 「ユウキスゲ 叱られし日の 懐かしく」  伊藤敬子 2012-08-09 04:09:28| カテゴリなし |コメント(1)|トラックバック(0) コメント このところ、Alc BLGへのアクセスが困難?? けふは長崎原爆の日。以下Wikipediaより 1945年(昭和20年)8月9日午前11時02分に、アメリカ軍が日本の長崎県長崎市に対して投下した原子爆弾、(途中略)この一発の兵器により当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約14万9千人が死没、建物は約36%が全焼または全半壊した。 8月は6日、9日、そして15日と忘れてはならない日がある。 投稿者:DadKoala - 2012-08-09 07:51:23 A setback and recovery 習慣で4時に起床。ネットニュースで、女子卓球と男子サッカーの惜敗を知る。 さすがにガックリするが、各選手の健闘に拍手を送りたい。 それにして、女子バレーの対中国戦は凄まじいのひとこと。 セット1-1から観戦。息詰まる死闘が続き、日本選手は驚くほど冷静であった。 ガキの頃の記憶にある東京五輪、東洋の魔女と呼ばれたチームを彷彿とさせる。 一夜明けて、さてオリンピックに占拠されていたラジオを点ける。 「挫折への共感、文学と映画を追いかけて」評論家 川本三郎さん。先月の再放送。 朝霞自衛官殺害事件で朝日新聞社を懲戒解雇された、いわゆる左翼シンパで、私としては個人的にはお付き合いしたくないが、、 『断腸亭日乗』、永井荷風 1人暮らしだからできた街歩きで、東京の様子を描いている。 林芙美子の描く庶民の東京 文は人なり、と語る。 永井荷風について調べていたら、人様のBLGを発見; http://mignonbis.at.webry.info/200712/article_7.html 永井荷風の父・久一郎は大沼枕山らに学んだ本格的な漢詩人とのこと、 季節は異なるが、漢詩は時代を超えて伝えてくれるものがある; 「一思少年時 一たび思ふ少年の時  読書在空堂 書を読んで空堂に在り  燈火数添油 燈火数(しばしば)油を添へ  未厭冬夜長 未(いまだ)厭はず冬夜の長きを。」                  (良寛 「冬夜長」) けふの誕生花;アオイ科のトロロアオイ クリーム色の繊細な花びら、根からネバネバしたトロロ様のものが取れるという。 花オクラとも呼ばれる。原産地は中国。この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用される。(Wikipedia) 花言葉は「知られぬ愛」 トロロアオイの別名、黄蜀葵(おうしょっき)よりけふの一句; 「黄蜀葵(おうしょっき) 風過ぎ 風の ほどけゆき」  桜井博道(はくどう) 2012-08-08 04:58:35| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) For the next 卓球の愛ちゃんが活躍して決勝へ。 そしてなでしこJapanが仏蘭西を破った。 2時に例の如く眼が覚めて、TVを点けた。ちょうど前半終了しており、Ohgimi選手の得点シーンがビデオで流れた。 後半開始早々に、またしても宮間選手のフリーキックから得点あり、先ずは安心と思いきや、、、。その後は仏蘭西の畳み掛けるような攻撃が続く。右サイドからの攻撃で1点取られ、さらに不運なファウルからPKとなったときは、誰もが動転を覚悟しただろう。だが仏蘭西キャプテンのキックはわずか右に逸れた。 ボール支配率は完全に仏蘭西側であったが、一度だけOhgimi選手にパスが通りフリーとなってシュートするも右ポストにぶつかる。 ロスタイムは4分。それを過ぎてもレフェリーの笛は鳴らない。この14-5秒の長かったこと、、、。 GK福元のコメント、「後半は全然時間が過ぎなかった」。 キャプテン宮間選手の涙が、特に印象的だった。 佐々木監督の戦略はズバリ的中。決勝は、米国とぶつかることになるだろう。 1.5時間のワンクール睡眠で眼が覚めた。 けさは曇天、立秋。 けふの一句:   「秋たつや 川瀬にまじる 風の音」                      飯田蛇笏 KGBはまだ爆睡中、こっそり新聞を取りに行く。 2012-08-07 04:59:43| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) Consolation by Hannya-shingyo じりじり照りつけるような日差しの下、10時少し前にKGBと田舎の駅に着く。2年ぶりの夏、迎えに来てくれた弟夫婦の車で家に立ち寄る。そこで米寿を迎えた老母とお茶を飲んで支度をして、ガヤガヤ、ばたばた。 お寺で亡父の13回忌供養に向かうが、母の動きを計算に入れなかったため、11時ぎりぎりに菩提寺に着く。 既に二人の妹夫婦とこどもたち8名が待ちわびており、挨拶を交わす。程なく本堂でお坊さんに案内されて、遺影と位牌、お花が置かれたご本尊様の祭壇を右手に読経が始まる。 各自にお経の冊子が配られ、先ず般若般心経を唱える。DCの娘が昨年の大震災後にGTUで行われた追悼ミサで、日本人有志としてこれを唱えたという。 そして、けふは広島原爆投下されて67年目という。 原爆投下を認可したトルーマン。 そして実際の企画とゴーサインを出した悪魔、特に後者は、8時15分という一般市民の殺戮に一番効果的な時刻を狙っていたので許せない。 しかも、3月10日の東京大空襲、これは一般市民の退路を断つようあらかじめ立案された虐殺以外の何者でもない。 悪魔カーチス・ルメイに、後日信じられないことを日本政府はしている。 天皇陛下が叙勲を拒否されるのは異例とのことだが、ごり押しされた。 日本が世界中からバカにされるのも無理はない。 米国がシリアの虐殺に異議を唱えているが、かつては直接上記のGENOCIDEを堂々と実行した。 「許す」という言葉は、普遍的で観念的なものであるかもしれない。 しかし、この歴史的事実には、断じて「寛容」であってはならない。 そして、私たちがすべきことは、事実を知ることと、 無数の犠牲者に深い、深い祈りを捧げることだと信じている。 2012-08-06 06:46:49| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) Strong will-power with pride 昨夕、恒例のドタバタ劇。 高齢ロージンは切れやすいから気をつけるように、といわれているが、わが家では遥か昔から常態化している。 私は父の法事を控えて、喪服、ネクタイ、数珠などをモソモソ探した。カタヤKGBは汗だくで夕飯作り。お互いモーロクしてるので、どこに仕舞いこんだかとっくに忘れている。 KGBは、お街の老舗(このクソ暑い中、本当に死にそーと?)デパートで田舎へのお土産を3個用意し、新幹線の切符の手配など多忙であった。つまり、私はなーんにもしていない。 加えて、低血糖とガス台の前は灼熱地獄で、眉間の皺は深まるばかり。 冷静に考えれば、かような状況でKGBが苛つくのは当然かもしれない。 引き出しなど捜索後、やっと準備でき、夕飯時にビール175mlで停戦成立。ふと、ラジオを点けるとキーパーがどうのこうの、、、、。 あっと気がつきTV観戦。対エジプト戦は3-0と快勝するも、永井選手の脚の怪我が心配。 さて、ロンドン五輪は3回目だという。 昨日朝のラジオで、前回1948年(S23年)に行われたロンドン大会のことが放送された。 36年のベルリン・オリンピック以来実に12年ぶりの開催となったロンドン大会に、日本・ドイツは参加できなかった。 日本は1938年に東京オリンピックの開催を返上し、ドイツは1939年にポーランドに侵攻して第二次世界大戦を起こしたことで、両国への非承認は懲罰的な意味合いが大きかったとされている。 以下、人様のBLG引用; なかでもこの大会の前年、1947年の日本水泳選手権で400m自由形に4分38秒4で優勝し、当時の世界記録を上回る記録を出していた古橋廣之進が参加できないことに日本国民は口惜しい思いをした。そこで日本水泳連盟は日本選手権をロンドンオリンピックの水泳決勝と同日に開催し、古橋は400m自由形で4分33秒4、1500m自由形で18分37秒0を出し、ロンドンオリンピック金メダリストの記録および当時の世界記録を上回ってみせたのである。これが敗戦に打ちひしがれていた当時の日本国民にどれだけ勇気と自信を与えてくれたか、はかりしれないものがある。 http://blog.goo.ne.jp/np4626/e/2f13ab5d777287a153bd1957d1dcc1cd すなわち、64年前の日本には「意地と矜持」があった。 暗黒搾孫に政治戦争で負けても、スポーツ・文化では決して負けていないことを、堂々と世界に示したことになる。 私が生まれる前の、先人の意気込みに大いなる敬意を示す。 ちょうど、ニュース速報あり、男子競泳400mリレーで 銀、女子は銅メダル。!! 2012-08-05 05:32:14| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) Flexible Victory たかがサッカー、されど、、、 気がついたら1時丁度に目が覚めた。 TVを反射的に点けると、対ブラジル戦開始。レフェリーは丸顔のスウェーデン人で、何となく親しみを感じる。 開始早々になでしこ大野のシュートあるも、前半はほとんどブラジルがボール支配し、70%といわれたが、80%に近いとも思われ、CKも幾度となくあってハラハラドキドキ。そして、27分、FKを澤選手が早いリスタート。Ohgimi選手がするすると抜け出てゴール右隅にズバット1発。胸がスカッとした。 そして後半28分、耐えに耐えていたなでしこのカウンター。大野のシュートはごる左上隅に決まって勝利をぐっと引き寄せた。それにしても、ディフェンスの安定感は素晴らしい。ロスタイム2分は、安心して観戦できた。 かくして安心して、ワンサイクルの睡眠1.5時間。4時半にすっきり起床。 なでしこ勝利のポイントは、「耐える力」。そして、システムの強さ。 個人の力は弱くても、ぶつかって潰されても、風にそよぐ葦のようなしなやかさ。 さて、わが家の強力なるKGBの重圧。 なでしこ、本来は男子の呼び名であるから、わたくしもそれに倣って「しなやかに」かわしたい。 Flexible Victory それにしても、柔よく剛を制するといわれるJUDOは、、、、、 出典の老子は最高の指南書。 なでしこ監督の佐々木氏も、多分読んでいるかも。 どんな仕事でも有力な武器となるのは、全体の状況を俯瞰、鳥瞰する能力。 さて腸管がゴロゴロ胎動を初め、朝刊が届く時間なり。 窓外には淡い紅の東雲が浮かび、もうすぐお日様が顔を出す。 2012-08-04 04:48:29| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) Find spare time TVは相変わらず、御輪Pigで騒然、ラジオ番組行くえ不明で蒼然。人様の判定・判断についてぶーぶーぴーぴー。 それもまあよしとして、午前のオペがドタキャンになったので、 今週読んだ本を振り返る。 中村邦夫「幸之助神話」を壊した男;森一夫著 日経ビジネス人文庫、2006年10月 2000年6月、松下電器産業の社長に就任した中村は、「破壊と創造」をスローガンに、聖域無き松下電器の構造改革に取り組むことになる。 以下、引用したメモ; ピーターの法則(Peter Principle)とは組織構成員の労働に関する社会学の法則。(Wikipedia) 1.能力主義の階層社会に於いて、人間は能力の極限まで出世する。すると有能な平(ひら)構成員も無能な中間管理職になる。 2.時が経つに連れて人間は悉く出世していく。無能な平構成員はそのまま平構成員の地位に落ち着き、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。 3.その組織の仕事は、まだ出世の余地のある、無能レベルに達していない人間によって遂行される。 「愚か者ほど出世する」中央公論新社、著者:ピーノ・アプリーレ 「文明が成熟すると人間はどんどんばかになって、終いには知性など消滅してしまう」というジャーナリストの立場と、 人間知性の有効性を信じる哲学教授の立場が、紹介される . 「狡兎死して良狗煮られる」が人類の社会全体でおきているため 良狗=賢い人が淘汰されてバカの遺伝子ばっかり残るから、現代はどんどんバカが増えている となっている。 淘汰されるのは、私みたいなバカのほうじゃないのかと思うが、古代人類は苛酷な環境に住んで、知性によって文明を作ることによって克服してきた。 しかし、文明がある程度安定すると、「維持する」だけなら「まね」をするだけでよい。 要は、バカでも出来るわけだ。 そこで、国家戦略として国民を統治するには「知性」はむしろ弊害となる。ポルポトは大卒というだけで処刑したこともこれで納得できる。 「未来の衝撃」アルビン・トフラー 1.現代の我々の住む世界の運行の「スピード」、つまり社会の変化する速度が異様に大きい。 2.そのために我々の社会システムはいたるところで機能障害を起こし、我々の心身は破壊されてきている。 3.適応淘汰が起こっている。 世の中、好むと好まざるとにかかわらず変化していく。 その流れを冷静に見定める目が無いと、自然淘汰されていくということ。 シリアの紛争は、もうどうしようもない状態になっている。 羊だけで、狼の群れをコントロールしようとする愚を繰り返すUN。 今の事務ソーチョーもサイテーだけど、「あ、何だー」って感じの前任者が、今頃ノコノコでても、、、、、。 まさに”seemingly intractable ”。 ロンドンでバカ騒ぎなどしている暇はない。 http://www.nytimes.com/2012/08/03/world/middleeast/annan-resigns-as-syria-peace-envoy.html?_r=1&hp さて、テキサスのダルちゃんは、ワースト7失点。 でも何かを変えようともがいている。 テニスの錦織Kくん。挑戦者として「失うものは何もない」" have nothing to lose "と第8シードの選手と対戦、、、。 世界には、世間にも「壁」がある。それを壊していくのは自分の「力、血カラ」でしかない。 けふも、暑くなりそうだ。 「忙中閑」ならぬ、「防虫喚」。 先日の蟻騒動で一段落するも、この暑さで背中がなんとなく痒い。既にアタマがボーっとして、空洞に小石を入れると響くような感じ? 2012-08-03 07:34:49| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) The change to Gold from Silver いよいよ8月に突入。カレンダーを見ると、八朔って書いてある。 八朔(はっさく)とは八月朔日の略で、旧暦の8月1日のこと。 この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、田の実の節句ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになった(Wikipedia) 朔日(ついたち)の語源は、「月立ち」とのことで、月が「立つ」(現れる)の意味らしい。 何となく気になって3時少し前に目が覚めた。 TVは丁度2会場で試合中。サッカーと男子体操。とりあえず、サッカーの試合後半40過ぎから観戦応援。0-0で安定した試合振り、対ホンジュラス引き分けでグループ首位。決勝トーナメントでエジプトと対戦する。 そして、誰もが納得のチャンピオンとなった内村航平選手。 ずっと、金メダル確実といわれてきたが、表彰式で君が代を聞いたあとも、インタビューで答えていた。「重たく、一番輝いている」「まだ夢のよう」 幼いころ、身体のひねりを教えてくれた母親が観客席最前線で、「航平」と書いた日章旗を振っていた。 The change to Gold from Silver 北京での悔しかった「銀」、そして、4年後の今回。団体戦での思いがけないミスからの「銀」。 「美しく、強い」体操、男子総合で28年ぶりにチャンピオンとなったKoheiと、惜しくも6位に留まったキャプテン吉田選手に、いつまでもいつまでも拍手。 追記;男子200m平泳ぎ決勝。1コース、立石、2コースは北島両選手。150までは世界記録を超えるペースでトップだったが、最後の追い込みで徐々に順位を落とした北島選手。試合を最初からリードして、後輩の立石選手の3位を呼び込む。試合直後、隣コースの立石選手の大健闘を称える両者の美しい姿があった。 拍手、そして拍手。 2012-08-02 03:25:40| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0) How to cope with the Aged 7月最後の日、先週図書館で見つけた文庫本を読む。 かなり前に出版されているが、これほど正確な記述力と内容の充実した手記は稀有で、すぐさまKGBにとられてしまった。 年をとることの現実、そしてそれを支える家族と社会のありかたを、見事な筆力で描いている。 「ドイツの姑(はは)を介護して」 グレーフェ彧子(あやこ)著 中央公論新社 (中公文庫) : 1999年 著者はドイツ人の夫と結婚しドイツで暮らす。舅が病気でなくなり、姑が1人住まいするが、そのうち認知症の症状がでてきた。一時老人ホームへ入居するが、姑の希望で新たな家を建てて一緒に住むことになる。その頃骨折をして入院し、退院後混乱が激しくなった。以後、同居してアルツハイマー病の姑の介護をすることになる。失禁や妄想、徘徊などに対処しながら、その最期まで介護した。 この書の特徴のひとつは、認知症の経過を教科書以上に詳しく記述されている点にある。下手な医学書を読むよりも、遥かに役立つ。 私が注目したのは、次の文章で、兵役の代わりに社会奉仕を選んだ若者たちについて書いている。 「市民業務遂行者」、略して「ツィーヴィー」と呼ばれる若者たちは、地方自治体や教会関係の福祉団体に雇われる形で、お年寄りや身体障害者のために働くのだ。 お年寄りの散歩をエスコートしたり、話し相手を務めたりする。 給与は安く、1回の出勤につき看護婦が10マルク(約700円)のところ、ツィーヴィーは7・5マルク程度。「おじいさんだったら若い看護婦さん、おばあさんだったら青年という組み合わせは、案外良い結果をもたらすものかもしれない」 「兵役の代わりに、人生の終わりに近い人達にこの上もない喜びを与えて、しかも、こういう経験を通して病気、老い、人生そのものを考える機会が与えられるのは、若いツィーヴィーにとっても大変有意義なこと」だと。 以下、ポイントとなる文章を列記する; ドイツ政府も国民も、世代間の絆の重要性に留意し、その絆を保険料という単なる財源次元の問題にとどめず、人間同士の直接の触れ合いとして維持することに成功した。 それは即ち、家族という単位を守っていくことにつながる。 最大の強調点は、これだと思う; 老人介護は、コツでもなく、薬でもなく、愛情だと思った。 痴呆老人の症状の進行性は、特に幼児に戻る過程を思わせる。母親が、特別に赤ちゃんの世話の専門知識がなくても視交叉雨後でこともを育てることができるのは、愛情があるからである。 老人介護も、専門の知識がなくても、愛情とごく普通の常識さえあれば十分できると思う。逆に言えば、愛情がなかったらこともは幸せに育たないし、老人も幸せな晩年を過ごせない。姑の惚けは、こういう人間の本質的なものを私に教えてくれた。(p366) 魔法の薬、向神経薬・レボメプロマジン(レボトミン、ヒルナミン)についても、頷くことばかり。この薬は、比較的古い薬で統合失調症、躁うつ病における不安・緊張に用いられている。 死は何の前触れもなく突然やってくる。93歳目前のクリスマス・イヴの日の夕方、食欲がないから食べないという。胸が苦しく呼吸が荒くなって、かかりつけ医の往診を依頼する。 ドクターは診察後、家族に説明した。 「急性の肺塞栓症です。救急車で病院へ運ぶこともできますが、長くて一週間の命です、(中略) ICUで点滴と管で戦うか、このまま自然の形で家で看取るか、その選択は息子さんに任せます。」 著者の夫は、しばしの沈黙の後、後者を選択した。そして、3日後のクリスマス・イブの日に、家族に見守られて天に召されいった。 筆者は、介護のシステムについて言及する; 社会福祉の負担を解決するには、なかなか難しいと思った。全部ただにすると、無駄な介護にもお金がかかることになる。(中略)その費用も結局誰かが払うことになる、、(p319) ドイツの介護保険は1995年から導入され、施設型介護よりも在宅介護を支援、在宅よりもリハビリを優先している。 制度の問題点として、制度の組織化に伴う「書類書き」増加が指摘されている。実際の介護に費やす労力よりも、複雑な制度による事務手続きの煩雑さで、介護すなわち「ペーパー介護」と皮肉でも言いたくなる。 介護する人、される人がお互いに影響しあい、お互いを誇りに思える人生でありたいとする介護先進国からのレポート 巷では、オリンピックで浮かれているが、へそ曲がりの私は数独をするか、読書に。 けふの一句;「朝がほや 一輪深き 淵のいろ」                                与謝蕪村 Good news は、アホ娘の共著manuscript の正式accept。 Bad newsは なでしこJapanの泥汚。いくら控え選手でも、攻めがワンパターンでは、、、 私は前半途中でKGBに怒られて就寝。終身? 追記;ドローは戦略とのコメントあり。佐々木監督の駄洒落ないのが、ちと寂しい; http://london.yahoo.co.jp/news/detail/20120801-00000065-spnannex 2012-08-01 05:01:05| カテゴリなし |コメント(0)|トラックバック(0)

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