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「おしん」について 胡錦濤国家主席が来日するという。 新聞によると、「おしん」のファンだったというが、どこまで信用していいのやら。 『おしん』は20年以上前の超有名作品で、海外でも放映された。 とりわけ発展途上のアジア圏で人気が高く、『おしん』を観て日本や日本女性に好意的な印象を抱いたという人々も数多い。少女時代を演じた小林綾子が放送された国を訪れると、今でも様々な歓待を受けるという。 中国では非常に人気があり、初回放送から20年以上経った2007年でも、フーナンテレビにて、『阿信』(アーシン)として再放送されている(中国語の「阿」が日本語の「お」に相当。「信」の方は当て字)。 以上、Wikipedia かつて、豪州メルボルンの会合で、パキスタンから来たという夫婦と会った。開口一番「ウシン」が良かった、良かったと繰り返す。こちらはキョトンとして問いただすと、「おしん」のことだった。 だが、現在の日本は物があふれ、「おしん」は遥か過去のものとなってしまった。 物価上昇や食料危機の不安はあっても、日本各地では行楽の人々で平和を謳歌している。 現実社会はきれいごとではない。 日本のような地理的幸運に恵まれた国であっても、この安定が永劫続くというわけではない。厳しい人間の生きざまは、学校では教えてくれない。特に日本国内では、平等教育のためか、民族間の根本的な価値観の相違を認識する機会はほとんどない。 生きるということは、心と体にエネルギーが必要だ。どろどろとした根底にうごめく精神構造をも理解し、安易な妥協をしないために、何をすべきか、そのために、正しい日本語と、最低限の英語、そしてコミュニケーション能力を培う。 だが、強調したい。「おしん」の2代目はどうなったのか。 中国という世界最大の市場がある。その怪物が「おしん」を叩きのめしたという事実を、われらは再度学び、おおいに研究すべきであろう。 2008-05-05 08:51:24| 時事ニュース |コメント(0)|トラックバック(0) 北の大地 北の大地には花が咲き乱れ、5月は多分最も美しい季節だと思う。 道南はどうなんだ? 茎の太い蕗が群生し、フキノトウが逞しく伸びていた。 ネットで偶然見たら面白いのがあった。 フキノトウは雌雄異株で雄花と雌花が有ります。 これは雄花です。雄株は花が終わると枯れてしまい、雌株は大きくなって種が出来ます。 自然界ではトーゼンの法則。やはり女にはかなわないのだ。 雪のない札幌は、ちょっと奇異な感じがする。会合で何度も来ているが、雪の降りしきる街路の法がふさわしい。ウン十年前の新婚旅行もスキーの板を担いで来た。手始めに地下鉄で行ける藻岩山で足慣らしをし、定山渓、ニセコなどを回った。余裕があれば富良野のチャンピオンズコースだろうが、今じゃ膝が言うことを聞いてくれないだろう。 朝飯まで、あと一時間あり。爆睡中のKGBを尻目に北大構内を散策してくる。 2008-05-05 06:12:04| 旅行 |コメント(0)|トラックバック(0) 今日に乾杯 昨日は、盛りだくさんの日だった。 すっきりした気分で、気がつくと泊まるホテルがない。そこで、5日に予約してあったホテルに電話をいれると、ラッキー、一部屋あり。 夕刻札幌に戻り、チェックイン。部屋のLANケーブルからネットに接続し、メールチェック。電話があった従兄弟へメールを入れる。 軽食後、道路を挟んで隣接する北大構内をうろつく。木々に溢れ、徐々に薄暗くなる空の下、持参したロシアライカでシャッターを押す。 気がつくと、すっかり暗くなって「今日に乾杯」の気分となる。大通りへは行かずに駅ビルに入り、KGBとビールを飲む。 伊達公子選手の結果が気になってTVのスイッチを入れる。ダブルス優勝、おめでとう。KGBとハイタッチ。元気を貰う。 シングルスは、ワンプレーが流れを変える。 人生、勝負時に潮目がある。そこを乗り切ったものが栄冠を勝ち取る。連日、休息なしの試合は、12年ぶりの彼女にはきつかったのだろうか。ウィンブルドンでの、Sグラフとの死闘を思い出す。 再び書く、彼女からのメッセージは我等ロートルにとって希望の星である。感謝。 2008-05-05 05:47:54| 日常 |コメント(0)|トラックバック(0) 人生出たとこ勝負、でも誠意は忘れず いつものことだが、KGBはどこか抜けている。 だが抜けているから、私はまだ生き長らえている。 浦河のホテルの予約はKGBがしてくれた。ここまではよかった。ところが、次の予約を入れてなかった。さて、どうしよう。もうお部屋はありません、とフロントのニーちゃんはノタマウ。 ジタバタしても始まらない。予定を変更、と、いってもそもそも予定なんて我が家には死語に近い。前々から気になっていた用件を済ますこととした。 朝食後、息子と会ってからバスに乗り札幌へ向かう。 前の晩、一周忌を終えたばかりの知人宅へKGBが電話した。一人ぼっちとなった母親が出て、連休の予定を伺うと犬の散歩以外は予定がないとのこと。そして、お宅へ伺うこととした。 昼に札幌着、昼飯用の御握りを買って東の街へ向かうバスに乗る。宿は決める時間はない。晴れ渡り、風が強い日だった。ハイウェイを走るバスは時々風に流され、広々とした平野が広がる。車窓に流れる風景を見ながら、ぼんやりと「彼」のことを思い浮かべた。 2年前、「彼」と出合った。独身だった彼は当時まだ40歳。 病気が発覚後、仲良しだった姉と母親が北海道から訪ねて来て、私とKGBが面会した。 既に癌が全身転移していたため選択を迫られた。生まれ故郷にすぐ帰るか、それとも仕事場に近い所で治療を続けるのか。 彼は後者を選択した。そして、ギリギリまで仕事場にこだわった。 昨年の1月4日、彼は北海道へ戻った。空路で戻るのかと思いきや、寝台列車に乗り時間をかけて離れたいと言った。 そして、2月上旬に食べられなくなり入院となった。 KGBからの情報では、一時回復し外泊ができるようになったが、2ヵ月後に突然知らせが届いた。母親から市立病院で亡くなったとの電話を受けて返す言葉がなかった。 駅からタクシーで彼の生家に向かった。燦燦と日が輝き、野は緑であふれ、タンポポが風に揺られて咲き乱れていた。 10年近くも前の写真が飾ってある部屋に通された。先週一周忌が終わったばかりで、花がたくさん飾られ、彼の控えめな笑顔がもの悲しかった。反対側には6年ほど前に亡くなった父親の遺影があり、お二人の位牌にお線香をあげて手を合わせた。 母親から昔話を聞いた。 「まだ死にたくない、もう一度仕事がしたい。」控えめで辛抱強かった彼の悲痛な声を聞き、人生は残酷で、不公平だと思う。 札幌への帰りのバス車中で、紀野一義著『「般若心経」を読む』を開く。 そして、「無明」とは何かを考えた。 合掌 2008-05-04 21:05:54| 日常 |コメント(0)|トラックバック(0) 花冷えの北海道 昨日昼に千歳着。浦河行きのバスを探すが、14時発の直行便は何故か廃止されているという。 仕方がないので、札幌の南の大谷地バスターミナルまで行った。片道900円なり。そこで窓口のおばはんに聞くと、次のバス便まで50分もある。どうしよう。ふと、隣の建物を見るとショッピング・センターみたいなので中をぶらつく。KGBは早速地元のエージェントと情報交換をしている。  出発5分前に行くとすでに15-6人が並んでいる。少し送れてバスが来るが既にほぼ満員。運ちゃんは焦った。連休なのに予測が外れ、慌てて増便の手配をする。差し当たり終点近くまでの乗客5-6人に該当したので、補助席に座ってやっとこ出発する。  午後の日差しを浴びて睡魔が襲う。バスに揺られて3時間。バス停近くのホテルに転がり込む。土産のお菓子と、を持って入院先の病院へ向かう。途中の山腹斜面にはバカでかいフキノトウが乱立し、片栗の花も散見していた。18時着、4ヶ月ぶりに再会し、顔をみながら大谷地で購入したカット・パイナップルを食べる。 夕食後ホテルでボケーっとしてたら携帯に電話がかかってきた。誰かなと思ったら、息子さんのことで数ヶ月前に横浜で何十年ぶりかに会ったいとこからだ.。その後一度メール連絡あり、以降何もいってこないからいいのかなと思っていたら案の定。相変わらず不登校とのこと。どうやら、専門のところへ相談受診したいとのこと。 つい1時間ほど前に入院中の豚児に会って来たばかりだった。仕事一途で無口な従兄弟、やっと、静観しても埒があかないので行動に移そうとしたのだろう。 どうしたらいいのか。こうしたときにPSWなのか、あるいは心療内科、もしくは精神神経科なのか、どこの門を叩けばいいのか誰でも迷う。 2008-05-04 20:42:01| 日常 |コメント(0)|トラックバック(0) これから 連休が始まる。 これから札幌へ飛ぶ。この続きはいつ書けるのか 昨年は米国へ行った。娘が4年を終え一応卒業、初めて訪れたが、Finalがどうのこうので一番忙しい時期だった。今年はdegreeを更にいくつか取ったし、皆と一緒にガウンを着れるので是非とも行きたかった。 けれども、諸々の事情で北海道行きとなった。 結果はGood。 4日しか休みが取れないので、日付変更線を超える強行軍はきついし、アホ娘は突然ロスに呼び出された。それも卒業式の前日にLA(UCLAらしい)ラボで面接があるという。 そこで一年間仕事がもらえるかもしれない。 2008-05-03 05:55:13| 日常 |コメント(2)|トラックバック(0) さつき入り さっきしたこともう忘れ 今朝は久しぶりにチャリに乗った。冷戦中のKGBが和平工作の一環として、自転車を修理に出して直るまでの代行車を持ってきたからだ。交換条件が怖い。 ともかく、チャリを漕ぐ。朝の空気の中を泳ぐと気持ちがいい。 昨日のガキは元気なので、すぐに帰す。図書室でインターネットを開こうとするがウィルスにやられていて使えない。慣れないマックで開くも、キーボードに不安ありメールチャックのみとする。 ニュースはどれもこれも暗ーいものばかりcry cry。 けれども、伊達公子が12年ぶり復帰戦、これを見て元気を貰う。わけーもんになんか、負けるもんかと。 とは言っても、もの覚えは着実に低下している。毎日陽水の歌が流れる;「ウ探し物は、なんですかー」 ウチャチャチャチャチャ、、、ギターのコードも忘れてしまった。 明日から4連休。羽田から札幌へ向かうが、まだ何の準備もしていない。券は取ってあるので、メールリストからプリント忘れずに、、、 2008-05-02 07:46:54| 日常 |コメント(0)|トラックバック(0) とうとう再建 ガキの顔を見てきたので、新聞を一読。 偏屈だから、なんとか税制にはコメントしない。一昨日、車で遠出をしたから給油でもと思ったが、面倒だし「かけ込み」なんて、信州男児のすることではない。と、アホらしいことを考えて止めた。だから天罰?変なランプが点いたのか? 新聞に興味ある記事あり。薬師寺東塔解体修理 薬師寺東塔は、遥か昔の修学旅行で一番印象に残っている。 当時は東塔しかなくて、西塔は1528年の兵火により焼失したと聞いている。すなわち、奈良時代当時の建造物は東塔のみが現存している。 西塔跡には敷石だけがあった。 その中央石の窪みに溜まった水から東塔をもう一度見たいと思っていたが、いつだったか西が新たに建造された。 私は建築には門外漢であるが、寺院や五重の塔などの美しさは、世界に誇れる文化遺産だと思っている。 中東や欧州の石の文化に対して、木の特性を生かして、さらに巧みな耐震構造を工夫した古人の知恵にはただただ感動するばかりである。 2008-05-01 08:26:13| 日本を語る |コメント(0)|トラックバック(0) ぜーたくはすてきだ KGBとの停戦中。今朝も5時、明るくなったので目が覚める。 一昨日は車に変なランプが点くので、電話したらデンワ。何でも連休で来週までむにゃむにゃ、、。切れる私に、KGBは慌ててフォロー。 とにかく、今朝も徒歩。やはりボケ防止にはこれが一番。といって、いつものぼうしを忘れている。やはり年なのか。 途中の欅並木、裾もとのツツジとのバランスが美しいのでパチリ。お堀のナントカ門でもシャッターを押す。日が昇ってくるので露出が微妙に変わるけど、露出計を一々セットするのが面倒で、カンを取り戻そうとリハビリ中。 仕事場に着く。着いてから気が付くのは、かなり進行しているためか。病棟へ行っても、チビ助は外泊中。何でもミルク・小麦・その他諸々のアレルギーがあるのでオペ直前までご自宅待機とのこと。 オペは1時間くらいの簡単なもので、北米では日帰りが当たり前。けれども、いそーろーは逆らえない。前日に入って、二晩お泊りとなる。わたしゃ来るのが面倒だから一回で済ませたいが、しがらみをずっと引きずっている。 北米じゃ午前中に3-4件は当たり前だが、ここ日本ではせ-ぜー2件、時間がもったいない。 勿体ない、もったいないはバーちゃんの口癖だった。佐賀のバーちゃんほどではないが、わたしのガキ時代はなーんにも無かった。ぜーたくは敵というわけでもないが。(「す」を入れて、ぜーたくは素敵だと茶化した先人もいた) 本もぜーたくだから、漫画本なんてとても無理だった。よって、友達の家を渡り歩き、片っ端から漫画本を読んだ。 おかげで、漫画本を読むスピードは誰にも負けない自信がある。 教科書は、つまらなくてとても読もうと思ったことはない。 どうして、かくも退屈なものを作るのだろうか。高校時代に、必要にかられて参考書なるものを買ったが、授業に使うテキストがアホらしく思えた。 空いた時間をどうするのか、自由に使えるのは「ぜーたく」だと思う。 が、元来せせこましいので、あちこちに首を突っ込んでしまう。先ほども、メールチェック中に中古カメラのオークション情報があって、目ぼしいもの数点ウォッチ・リストに入れた。 さて、8時。チビ助の顔を見に行く。 2008-05-01 07:51:18| 時事ーのたわごと |コメント(0)|トラックバック(0)

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