書類との格闘;8/30、木曜日

8/30、木曜日は午後フリーとなった。
そこで古い記録を取り出して今のと比較してみたが、さらに古い記録もあることが判明。その手続きが、、、、

全てがコンピューターに記録されているとはいうものの、長い経過の場合には最初の基本的な経過が判らないと困る。そのことが、どうして他の人はわからないのだろう。

様々な電算システムがある。30年近く前だろうか、私の勤務先で某県痴事の掛け声で、大手家電メーカーが作ったというシステムが導入された。いきなり説明会なるものがあり、オエライサンの大演説があった。要は、オカミが決めたことの根拠なしの誇大妄想のセレモニーであって、質問など出せる雰囲気もなかった。しかし、少なからず、知識のある人なら疑問点、いやそれどころか不安点があったのだが、、、。
おざなりの試験期間を経て、運用が開始された。当然だが、想定以上の混乱があった。事務処理時間が余計にかかるようになったし、何よりも困ったのは、人と人との会話が激減したことだった。

考えて見れば当たり前だが、事務処理というのはフローチャートみたいなものがあり、Input とOutputとが常に"prompt"な対応できることで成り立っている。複数の情報は一箇所に集約され、そこから適宜”必要だと思われる”部署へ情報は流れていき、巡り巡ってその結果はオーダーの出所に戻って来なければならない。
こんなこと書いたら切りがないけど、どうやら”オエライサンたち”はコンピューターの”一面しか”見ていなかった。それはいわゆるメリットとよばれるもので、ひとつあげるなら「時短」、手書きの伝票がなくなるから、紙もなくなる書く手間が省ける、伝票を手書きする手間が省けるなど””良い面”ばかりが強調されていたのだろう。
で、実際はどうなったか、
先ず、Input側。ソフト設計者の「勝手な思いこみ」で、初期画面が出るのだが、そもそも端末があちこちに置かれていて、そこに行く必要がある。されに、電源を入れて、立ち上げまでのメッチャ長い時間を待ち、IDだ、パスワードを入れて、又待たされてからようやく画面がいくつか出る。これを数回繰り返して、ようやく伝票画面に”辿り着く”が、項目配列がメチャクチャでチェックすべき項目を探す手間、「コメント」項目を探し当てて、キー入力する手間、さらに、あれこれわけのワカランボタンを探しながら押してようやく一仕事が終わる。
時短? トンデモナイ。
そして、またいくつか画面展開して次の作業に移るのだが、、、、。
こうしてオーダーされた”伝票”は複数のセクションを経て、オーダー元に結果がレポートされるらしいが、それがいつも”忘れた頃”にやってくる。「至急」というボタンを押しても、押さなくてもあまり変わらない。

あまりに使い勝手が悪いので、SEさんに文句をいいたくなるが、「需要と供給」の法則で、前者が圧倒的多数で後者たるSEさんらしき人になかなか連絡もつかない。こうして膨大な時間の無駄が続いた。

丁度その頃、会合で米国加州南のSDに行った時の事。
私が、電算の苦労を愚痴ると、その人は直ぐに一言「あんなもの、ガービッジが直ぐに一杯になるだけ」。私が「ガービッジ?って」と聞くと、直ぐ脇のでかいゴミ袋を指さしていた。

>>garbage アメリカ英語で,不要となった紙くず,容器類,食べ物の残りなど広く含む.
 rubbish イギリス英語で,それに相当する語. trash アメリカ英語で,不要となった紙くず,容器類など.
当時も今も、ペーパーレスという”謳い文句”があった。
だが実際は、逆に「紙」の需要量は増えており、更にヤッカイな法令(コジンなんとか、、、)でシュレッダー機の需要が増えた。

最後に、オチをひとつ;
あの進軍ラッパを吹いたオエライサンの後継者は、棺桶に世界的名画を入れる云々で物議を醸した某大製紙会社御曹司の弟。


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