ブログ引越し「戦略のズレ」;2014年2月23日

>>「戦略のズレ」
昨夜、遅ればせながら真央ちゃんのフリーを観た。

そして、なぜSPで失敗したのかを考えた。

思い出すのは以前読んだ「真央はメイクを、、、、キムヨナは電卓をたたく」

ここに全ての答があると思ふ。

すなわち戦略の違い、ご存知のようにフィギュアとは、点数の比較で順位が決まる。

数値化されたものの機械的な数字の集計であるから、如何にしてポイントを稼ぐか、そして、減点を減らすにはどうすべきかが考慮の対象となる。

数値化できない”自己あるいは観客による満足度”は、当然計算外となる。

話はちょっと飛躍する。

大東亜戦争で日本は連合軍と戦ふ羽目になったが、その戦術には大きな特徴があった。それは、個々の部隊、兵士による攻撃対象物への射撃精度向上が主体であって、兵站は重視されず、長期的展望も欠くものであった。

さらに、遡ると日露戦争。 特に帝国海軍は、”百発百中の一砲は、百発一中の敵砲百門に対抗し得る”と日々の猛訓練を続け、バルチック艦隊を壊滅させた。


数学的にも問題のあるこの訓練が、なぜかその後も続けられ、マレー侵攻、真珠湾攻撃に至るが、短期の戦闘では効果があっても総合戦となると全く異なる。

選抜したエリートパイロットが、百発百中であっても、相手方のいい加減に放った百発でうち一発でも当たれば、即戦線離脱あるいは戦死となる。
加えて、訓練量と成果が比例するか否かも問われなければならない。しかし、鍛えれば鍛えるほど成果が向上するといふ、根拠のない神話を信じてきた帝国陸海軍関係者と戦後のスポーツ関係者は、その呪縛から逃れることはできなかった。

私みたいないい加減な人間は、地道で辛いトレーニングを避けてきた。

しかし、多くのスポーツ選手は真面目であればあるほどトレーニングを続けて、休むことも知らなかった。

トレーニングもやり過ぎると負の効果が出てくる。それを注意するのがコーチ陣の役目だろうが、今回真央ちゃん場合でもいろんな噂がある。
ロシアのプルシェンコが腰痛に悩まされたように、ジャンプと回転は腰椎に予想以上の衝撃が加わるようだ。

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