3月7日、水曜日、曇り、夕方に千曲病院へ

Taburetto入力で苦戦している、
縦型なら、あるいは横でも、、中途半端が一番いけないのだろう。

午前は庭の畑仕事など、ごろ医師?(ゴロ石)を大分取り除いた。
16時に指定されたHpへ行く。
初対面の院長と、事務長。印象はまずまずで、慎重なかじ取りが必要だろう。
17時に車で静岡方向、そして島田に駐車。


「菜根譚」よりその2;http://dyna.geo.kyushu-u.ac.jp/~yoshida/japanese/books/2015/yuasa20151030.html

第2回 真の幸福とは?

幸せについて。
  • 天は無心な人に幸福を与える、天は作為に対して災いを与える。無理やり幸せになろうとしてはいけない。
    貞士(ていし)は福を徼(もと)むるに心無し。天は即(すなわ)ち無心の処に就(つ)きてその衷(ちゅう)を牖(ひら)く。 嶮人(けんじん)は禍(わざわ)いを避(さ)くるに意(い)を着(つ)く。 天は即(すなわ)ち著意(ちゃくい)の中(うち)に就(つ)きてその魄(はく)を奪(うば)う。 見るべし、天の機権(きけん)は最(もっと)も神(しん)にして、人の智巧(ちこう)は何ぞ益(えき)あらんことを。
  • いっぱい抱え込んでいるものは失うものも大きい。だから、富んでいるものは貧しい者に及ばない。それは、失う心配をしなくてよいからだ。 たくさんは持つべきではない。身分の高い人は心を安らかにしている身分の低い人にかなわない。
    多く蔵(ぞう)する者は厚く亡(うしな)う、故に富(とみ)は貧(ひん)の慮(りょ)無きに如かざるを知る。 高く歩む者は疾(はや)く顚(たお)る、故に貴(き)は賤(せん)の常に安(やす)きに如かざるを知る。
  • 富や財産は浮雲のようなものだ。しかし、だからといって世捨て人のような生活もいけない。
    富貴(ふうき)を浮雲(ふうん)にするの風有りて、而(しか)も必(かなら)ずしも岩棲穴処(がんせいけっしょ)せず。 泉石(せんせき)に膏肓(こうこう)するの癖(へき)無くして、而(しか)も常(つね)に自(みず)から酒に酔い詩に耽(ふけ)る。
  • 人生の幸不幸の境目は、人の心が作り出す。お釈迦様もこう言っている。利益や欲に向かう心が強すぎると、燃え盛る炎の海にいるよう。執着しすぎると苦しみの海にいるよう。なにごとも心の持ち方が大切。[湯浅「仏教の影響が見て取れる」]
    人生の福境禍区(ふくきょうかく)は、皆念想(ねんそう)より造成(ぞうせい)す。故(ゆえ)に釈氏(しゃくし)云(い)う、 「利欲(りよく)に熾然(しぜん)ならば、即(すなわ)ち是(こ)れ火坑(かこう)なり。 貪愛(どんあい)に沈溺(ちんでき)すれば、便(すなわ)ち苦海(くかい)と為(な)る。 一念清浄(いちねんせいじょう)ならば、列焔(れつえん)も池と成(な)り、一念警覚(いちねんきょうかく)すれば、船も彼岸(ひがん)に登(のぼ)る」と。 念頭(ねんとう)稍(やや)異なれば、境界頓(とみ)に殊(こと)なる。慎(つつ)しまざるべけんや。
  • いかなる喜びごとも心配ごとにならないことはない。たとえば、子供が生まれる日は、母親が危険にさらされる日である。金庫にお金を貯めこむと、盗まれる危険が出てくる。
    子(こ)生(う)まれて母危(あや)うく、鏹(きょう)積(つ)んで盗窺(うかが)う。何の喜びか憂(うれ)いに非(あら)ざらん。 貧(ひん)は以(もっ)て用を節すべく、病(やまい)は以て身を保つべし。何の憂いか喜びに非らざらん。 故に達人(たつじん)は、当(まさ)に順逆(じゅんぎゃく)一視(いつし)して欣戚(きんせき)両(ふた)つながら忘るべし。
  • 花は五分咲き位が良い。酒は泥酔はいけない。なにごともほどほどが良い。
    花は半開(はんかい)を看(み)、酒は微酔(びすい)に飲む。此(こ)の中(うち)に大いに佳趣(かしゅ)有り。 若(も)し爛漫骸醄(らんまんもうとう)に至れば、便(すなわ)ち悪境(あくきょう)を成(な)す。 盈満(えいまん)を履(ふ)む者(もの)、宜(よろ)しく之(これ)を思うべし。
  • 苦楽の経験を経た後の幸せが長続きする。
  • 一苦一楽(いっくいちらく)して、相磨練(あいまれん)し、練極(きわ)まりて福を成す者は、其の福始(はじ)めて久(ひさ)し。 一疑一信(いちぎいっしん)して、相参勘(あいさんかん)し、勘極(きわ)まりて知(ち)を成す者は、其の知始めて真(しん)なり。
  • 人生は晩年こそがすばらしい。晩年こそ精神を充実させておかないとけない。歳月を重ねることで人間は幸せになる。[伊集院「「今はただ飯食うだけの夫婦なり」という川柳があって、この幸せさがすごい。」]
    日既(すで)に暮れて、而(しか)も猶(な)お烟霞絢爛(えんかけんらん)たり。 歳(とし)将(まさ)に晩(く)れんとして、而(しか)も更(さら)に橙橘芳馨(とうきつほうけい)たり。 故(ゆえ)に末路晩年(まつろばんねん)、君子更に宜しく精神百倍すべし。
  • 棚ぼたには注意。分不相応な幸福や理由のない授かり物は落とし穴である。疑ってみること。
    分(ぶん)に非(あら)ざるの福(さいわい)、故(ゆえ)無(な)きの獲(えもの)は、造物(ぞうぶつ)の釣餌(ちょうじ)に非(あら)ずんば、即(すなわ)ち人世(じんせい)の機阱(きせい)なり。 此(こ)の処(ところ)に眼(め)を着(つ)くること高(たか)からざれば、彼の術中(じゅっちゅう)に堕(お)ちざること鮮(すくな)し。

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