3月9日、金曜日、はて何をしたのだろうか

3月9日、金曜日
頭の中の記憶が混乱している;
下記の「器」の問題だろうか。
午後、必要なもの(長靴など、)をぶら下げてJRに乗って、島田に向かう。
そして、再びSKRに泊

第4回 人間の器の磨き方

人間が成長することを器に喩える。
  • 若者は大人の卵。秀才は指導者の卵。もし若いとき火力が十分でないと、良い器(人材)にならない。人間の器は育て方次第。
    子弟(してい)は大人(たいじん)の胚胎(はいたい)にして、秀才(しゅうさい)は士夫(しふ)の胚胎(はいたい)なり。 此の時、若(も)し火力(かりょく)到(いた)らず、陶鋳(とうちゅう)純(じゅん)ならずんば、他日(たじつ)、 世を渉(わた)り朝(ちょう)に立(た)つに、終(つい)に個(こ)の令器(れいき)と成(な)り難(がた)し。
  • 長い時間をかけてじっくり鍛錬しないといけない。お手軽に仕上げようとしてはいけない。
    磨蠣(まれい)は当(まさ)に百煉(ひゃくれん)の金(きん)の如くすべし。 急就(きゅうしゅう)すれば邃養(すいよう)に非(あら)ず。 施為(しい)は宜(よろ)しく千鈞(せんきん)の弩(ど)の似(ごと)くすべし。 軽発(けいはつ)すれば宏功(こうこう)無し。
  • 気持ちが動揺していると、周囲が殺気立って見える。雑念が収まると、周囲が穏やかに見える。心が落ち着かないと疑心暗鬼に陥る。落ち着いた心で初めて真実が見える。
    機の動くは、弓影(きゅうえい)も疑(うたが)いて蛇蝎(だかつ)と為(な)し、寝石(しんせき)も視(み)て伏虎(ふっこ)と為す。 此(こ)の中渾(すべ)て是(こ)れ殺気なり。 念(ねん)の息(や)めるは、石虎(せっこ)も海鷗(かいおう)と作(な)すべく、蛙声(あせい)も鼓吹(こすい)に当(あ)つべし。 触(ふ)るる処(ところ)倶(とも)に真機(しんき)を見る。
  • 道を求めるには、粘り強くすること。結果は、天に任せて機が熟するのを待つべし。
    繩鋸(じょうきょ)も木断ち、水滴も石を穿つ。 道を学ぶ者、須(すべか)らく力索(りきさく)を加うべし。 水到れば渠成り、瓜熟すれば蒂(へた)落つ。 道を得る者は、一(ひとえ)に天機に任す。
  • 静かに考えが澄み切っていることが大事。時間的に余裕があることが大事。あっさりしている心が安定していることが大事。そうすると、心の本当の姿やはたらきがわかる。
    静中(せいちゅう)の念慮澄徹(ちょうてつ)ならば、心(こころ)の真体を見る。 閒中(かんちゅう)の気象従容(しゅうよう)ならば、心の真機を識(し)る。 淡中(たんちゅう)の意趣冲夷(ちゅうい)ならば、心の真味を得(う)。 心を観(かん)じ道を証(しょう)するは、此の三者に如(し)くは無し。
  • 修行は拙を守ることで成就する。不器用でも誠実に努力するならば道を究めることができる。[湯浅「拙というのは、飾らない素朴さ」]
    文は拙を以って進み、道は拙を以って成る。一の拙の字に無限の意味有り。
    立派な人は、清貧なので物やお金で人を救うことはできないが、適切な一言で相手を救うことができる。これが無量の功徳というものだ。
    士君子(しくんし)貧(ひん)なれば、物を済(すく)うこと能(あた)わざる者なるも、 人の癡迷(ちめい)する処(ところ)に遇(あ)えば、一言(いちげん)を出(いだ)して之を提醒(ていせい)し、人の急難(きゅうなん)する処(ところ)に遇(あ)えば、一言を出してこれを解救(かいきゅう)す。 亦(また)是れ無量(むりょう)の功徳(くどく)なり。

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