中高年引き篭もり61万人;31-3-30、土曜動揺の曇り、7時

昨日29日は、寒さが骨にまで染み込む様な陰鬱な1日だった。

気になったニュースのひとつがこれ、「中高年引き篭もり61万人」
;https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190329-OYTET50014/?from=rt_toptxt01

>> 40~64歳の中高年でひきこもりの人が、全国に推計約61万3000人いることが、内閣府の初の調査でわかった。過去の調査は40歳未満が対象で、内閣府の担当者は「40歳未満も加えると、概数で100万人以上はいるだろう」としている。
そして、今朝も朝から冴えない空、
 それをもっと冴えないブサイクな顔で見上げていた。

耄碌(もう69歳)の私は、この調査外らしいけど、半分は似たようなもの。
このような天候や環境が続くと、高齢者の引き篭もり調査で、アンケート依頼が来るかもしれない。

専門家らしき人のコメントでは
>>「就職氷河期の影響で、非正規雇用など不安定な働き方をした人、適職を得られずひきこもった人が40歳以上になっている。同じ悩みを話せる居場所や、多様な人が参加できる機会を地域に用意することが求められる」

とのことだが、この時期恒例の道路工事と同じく、内閣府のお仕事、たまには役立つなあと感じた。

皆様、タテマエだけは正論を述べている。
現場を直(じか)に知ることのない、机上の空論ばかりが目立つのは、悲しいことだ。


今朝のラジオで、似非?あれ間違えエッセイスト某の声が流れた。いつもなら、お茶碗や鍋をゴシゴシ洗って聞き流すのだが、元アナウンサー特有の話し方のなかに、いつもと違う流れを感じた。

それは、キーワード 「出会いと別れの季節」。

もう忘れかけていた地下鉄サリン事件のことなどを話題のひとつとして、淀みなく次々と話を進めていく様は、とても、とても、私のごときボケロージンにはできない。

ちょっと、気になって、彼女の関連記事を検索してみた。
ヒットした記事がこれ;https://toyokeizai.net/articles/-/262251

>>46歳にして軽度ADHDであることを昨年カミングアウ、、、、、

ADHDとかアスペルガーとかなんとか、、、プシコ(精神神経分野)には疎い私には、どれがどうなのか皆目見当つかない分野だ。
ADHDとは、主に小児期における「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれ、
私はたまたまガキを扱う施設に勤務していたので、このヘンテコリンな名前はよく耳にした。
1994年とあるから、平成6年のこと、ラウンジでの小児科医らと駄弁っていたら、そのチェックリストが話題となり、
面白半分に、ではご一緒にチェックしましょうかと始めたら、全員が、、、、、、、、、、。

このチェックリストは、エーゴ直訳のわかりにくい言葉が羅列され、
調べるほうも、逆の立場も、シンドイものだった。あんなもの記入するから引き篭もりたくなる。


近頃といふか、かなり前から、大人のADHDが問題になっているらしい。
けれども、フツーに考えても、江戸時代よりもっと昔から、かような人物はゴマンといたわけで、、、、
それを受け入れるかどうか、そこにその時代の度量が反映されているように思える。

文化とか、文明などと、オエライサンは概論やら正論を宣(のたま)ふ。
私は難しいことわからないけど、「多様性を認め、少数意見を排除しない」社会に憧れる。
例えば、米国NYやカナダのトロントみたいな雑多でごちゃ混ぜユニークな社会、
そこには多くの人々が集まり情報が交錯しつつ、新しい文化が生まれていく、、、、、。

私は、先日地元JR車内で、女子高校生から席を譲られて愕然とした。
彼女らから見れば、ショボクレタジジーがつっ立っていられちゃカナワナイのかもしれない。
私は空気を読んですんなりと礼をいい、座った。
東京を中心とした殺伐とした電車内では、このような経験はなく、座席で皆モクモクとスマホを覗き込んでいる。
駅構内でのアナウンス騒音とは対照的で、車内での無言と異様としかいいようがない光景。
これが日常化している現代の日本だ。

ADHDのテイドがどうのこうのよりも、このような無関心社会にこそ、眼を向けなければ、、、、と思ふ。

かのマザー・テレサは貴重なメッセージを残している;
>>私はこの豊かな美しい国で、孤独な人を見ました。この豊かな国の大きな貧困を見ました。
人間にとって最も悲しむべきとは、病気でも貧乏でもありません。物質的な貧しさに比べ、心の貧しさは深刻です。

ボロを着ててもいい、顔もちょっとブサイクでいい、

けれども、心には、たっぷりと栄養を与えたい。

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