Millet and Soseki Natsume
今朝の日経に出ていた一枚の水彩画が眼に入った。
かの夏目漱石が模写したミレーの「鵞鳥を追う少女」。
ネット検索すると、やはり先人あり。http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1161
かのブロガーは絵画の超達人、あとで時間を見つけて調べてみよう。
さてジャン=フランソワ・ミレーである。
Wikipediaを開くと「バルビゾン派の中でも、大地とともに生きる農民の姿を、崇高な宗教的感情を込めて描いたミレーの作品は、早くから日本に紹介され、農業国日本では特に親しまれた」云々。以前パリ、オルセーで見た作品は予想通りというか、地味な印象があるものの、有名な「落ち穂拾い」はさすがに本物でしか味わえない重さを感じた。
さらに小さ目のキャンバスの「晩鐘」は理屈を越えた荘厳さとほのぼのとする暖かさが滲み出る作品である。大地に生きる人々と農業、そして大自然と神への感謝の気持ちを率直に示すから、宗教を越えて日本でも自と広がっていった。
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