破壊された社会と「ぬれた心」;後藤静香

一昨日の惨事が紙面を埋め尽くす。

後藤静香の言葉を探してみた。モノを大切にして効率経済ばかりを優先させてきた日本社会、そして小泉改革で破壊し尽くされたのは人のこころであり、生きる礎であった、、、。

「ぬれた心」

ぬれた若葉に朝日があたる  かがやき出づる光彩(こうさい)よ  
ぬれた苗床に種をまく  もえ出づる生命よ  
涙にぬれたまなこにのみ  自然が見える  
人間が見える  本当の人生が見える  
ぬれたる胸にいだかれて  か弱い若葉ものびてゆく

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