ラジオで聴く永井荷風;31-4-19,金曜日

4時過ぎに、点けっぱなしのパソコン画面に向かう。
夕べ、やりかけていた「お絵かきロジック」を仕上げて、ようやく安堵。

らじるなんとかでイヤホンから聴く永井荷風
変人、といわれた永井荷風

ドビュッシーを生で聴いた、多分初めての日本人
一人で生きる事を貫いた人
東京の裏道を歩く、
毎日近所の食道でカツ丼を食べ、まあ、覚悟の自殺

文人趣味、俳句、漢詩、絵も描いている
毎日荒川放水路を歩く 寂しい風景

沢山の花 シャガのようなひっそりとしたものが好き。

ペンネームの荷風は、花の名前に由来?
若い頃に病気で入院中、世話をしてくれた看護婦さんの名前から、とか

それについて調べたら;
>>「看護婦の名が「お蓮」と云ふので、其れに近いものをと考えた末に、荷風小史と云ふ字を得た。」http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000111884

ほかにも
>>「草稿執筆の際座敷の床の間に荷風十里香と云ふ先儒の書のありしより其場の思付にて荷風の二字を用候が小生雅号の初りにて別に深い訳のある次第にて御座なく候」 

うらやましい人生、お金に困らない「高等遊民」の生活
米国での生活や、フランスに1年近く生活し「あめりか物語」「ふらんす物語」を発表するが、私は教科書で知っているだけ。

私みたいな田舎のへーミンには溜息の出るような優雅な人生だ。

評論家の川本三郎氏は語り続ける;
こだわり、一種のまあ矜持とでもいふのだろうか
安易な流行作家とは一線を画し、後生に残る作品を書いた。
 中高年男性のあこがれの存在。芭蕉や西行と同じだろう。

まず「断腸亭日乗」日記などから読み始めるのがよさそうと
 漢文の素養があるということは、我々よりずっと多くの言葉を知っているといふこと。

但し、晩年は侘しい一人暮らしで、昭和34年の4月30日、79歳で亡くなる。
通いのお手伝いさんが、孤独死の荷風を発見したとのこと、、、、


今日、4月19日の誕生日の花は
「ヤグルマギク」、花言葉は「教育」
ツタンカーメンのミイラの上にあったといふ、有名なエピソードの花。
日本へは明治の中頃に入ってきた。
私が、小学校入学時、学校の花壇に種蒔きした時、手渡されたヘンテコな種を思い出す。
そして、ドイツ、デンマーク各地をふらついていた頃、駅のホームの端で風に揺られて咲くこの花が、不思議と一幅の絵の様で印象的だった。

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