捻挫、足首の靭帯とは;R3-7-10, Sat. SKR

土曜、午前に相談を受けた。高齢女性の左足首外側が昨夜から痛いとのこと。外見だけではよくわからないが、踝(くるぶし)を押すと痛む。椅子に座った状態では無症状で、杖なしで歩行できるとのこと。

さて、どうしたらいいのだろうか。転倒打撲はなさそうで、80歳代女性で慢性腎不全ほかの記載あり。反対の右足には浮腫あり、一般の捻挫と考えて良いのだろうか?


捻挫のテキストには >>関節に不自然かつ強い力がかかって、靱帯(じんたい)が損傷した状態。 とあり、足首については https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain_of_ankle.html をみると

>> 前距腓靱帯が損傷されることが最も多い

前距腓靱帯は、腓骨下端で前方の距骨との間にあり、スポーツ外傷でも一般的な箇所とのこと

わかりやすい写真と図説明は >> https://www.momiji-ac.com/blog/2020/03/post-42.php


この高齢者では受傷経緯が不明だが、急激な負荷というよりも日常生活での慢性負荷かもしれない。更に、局部へのサイトカインなど炎症反応低下も特徴になるだろう。

捻挫とすると 4原則の「RICE」の”C"、圧迫は認知症の配慮がら除外して、クーリングと、安静、下肢の挙上で経過観察へ


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