ハロウィンの蕪;R2-11-1, Sun SKR
どこかでラジオできいたことがある、ハロウィンのカボチャ、実は蕪がカボチャにすり替わったらしい。
それについては改めて調べてみたいが、”蕪”の過去BLGを探していて、見つけたのは;
http://dadkoala.livedoor.blog/archives/25195484.html
7年前のBLGだ、そして更に前の忘れ去られた記憶が、ぼんやりと浮かび上がってくる。
そこにあった、短歌;「慈しみ慎み深く咲くものよ 山畑隅の蕪の黄の花」
ラジオ深夜便、誕生日の花と花言葉。4月1日は、蕪。
花言葉は「慈愛」。 短歌作者は、聞きそびれた儘ずっと忘れていた。
それが、今年のハロウィンで思い出した。同時に祖母と伯母の懐かしい記憶も蘇ってきた
肝腎の作者名、調べてみたらWiki は役立たず、鳥海昭子(とりのうみ あきこ)
詳しくは;http://bokutachi.hatenadiary.jp/entry/20090701/1246447807
>>郷里山形から家出同然で上京し、児童養護施設に当初は洗濯婦として入り、定年まで保母を勤め上げたという経歴の持ち主
>>短歌があるから、その声を世に届けることができた。文学とは一握りの天才のためにあるものではない。鳥海のような「一流の凡人」の存在をすくい取る役割もある。
>> 故郷を失ってさすらい続ける自分自身のことである。〈私〉は行くべき場所をもたない永遠の旅人であり、いつも未来に不安を抱えて毎日を過ごしている。ときには不安に押しつぶされそうなときもある。そこで心を支えてくれたのが、家族であり施設の子供たちであり、短歌だったのかもしれない。
注目したいのは、 >>つねに人生の希望を忘れない、未来が不確定だからこそ人生は楽しい。
晩年「ラジオ深夜便」に起用されて、耳から何度も名前だけは聞いていた、、
人生に目的なんていらないかもしれない。けれども、腹の底に響く言葉が短歌のメッセージとして、いつまでも残るであろう、そんな歌人だと愚考する。
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