「はみ出し者」、江戸時代からの亡霊;9/15、土曜日



”自衛隊幹部が異様な低学歴集団である理由”
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20180912/President_26144.html
かような記事を見つけた。
>>自衛隊幹部の51%が高卒以下だった
この衝撃的な冒頭文は、私のボケかけた脳細胞に強烈な刺激を与えた。

>>
大卒以上の幹部(尉官以上)は45.9%しか存在しない(2017年10月末時)。大卒率ほぼ100%のキャリアの国家公務員や米軍の現役幹部の83.8%(15年時)と比べると異常な低さだ。

筆者は「知性の軽視」云々と重複して説き、教育の重要性を指摘している。
これは正論であり、多くの人には受け入れられるハズだが、
問題は、なぜ、戦後73年も経過して、かような”悲惨”なデータが出てきたのか。

私はヒネクレテいるから、逆に「知性」ほど恐いものはないと考える。

その根拠は、単純そのもの、いわゆる「知性」と、”wisdom” の根本的な違いにある。
ニホンの”教育”、高等学校までの「知識教育」は世界最高クラスだと思うが、そこから先は、、、、、、、?
           残念なことに、世界の”標準”以下でしかないだろう。

連合軍の”極めて巧妙な”誘導により、戦前の既存システムと”思想教育”が全て否定され、”実験場”としてのモデルを、彼らは作り上げた。

天皇制を隠れ蓑として、自由主義の美名の元、軍事産業は勿論、その幹部教育機構も破壊して、二度と立ち向かうことができない方向へ誘導した。

何故なのか、それは、日本が過去数百年以上かけて築き上げてきた精神構造と教育システムが、将来自国の存在を脅かすものになるだろうという”不安”があったからだと思う。

地面に雑草が蔓延るのを防ぐには、それを”根こそぎ”取り除く必要がある。それも、雑草が種子で拡散する前に、繰り返し、辛抱強く、しかも、カムフラージュしつつ、、。

こうして、日本の国民は”平均化”され、”tame” されやすい従順で、”一見高学歴そう”にみえる均一集団の育成へと進む形となった。

日本の悲劇は、皮肉なことに「和を尊ぶ精神」にあると思う。
江戸時代は「鎖国」政策と、地理的利点により、日本国土と人々は保護され、独自の文化を深めることができていた。
平和で泰平な時代であり、そこにはムラの論理があった。
強力なリーダーは不要で、合議による「和」が最優先され、「はみ出し者」は自ずと排除される土台となっていた。

幕末・維新のドサクサで薩長がトリックを使って「官軍」になったのも、背景には世界的な”カネ”の流れがあったからであり、そこには闇の組織が関与したとしか考えられない。

”カネ”の乏しい明治新政府は、農民を動員できる徴兵制度を考案した。
藩校などの高等教育は、士族階級に限られていたから、軍隊には「知性」云々は不要となる。
やがて、どこの国にもある内部抗争から士族の反乱があり、サムライの存在は事実上不要とされ、物質的不足を補うべく「異様な」精神論が跋扈する経過を辿ることになる。

維新から、たった150年程度しか経過せず、そこへ、新しい「官軍」の米国が乗り込んできた。
150年前は、ランプに使う油のため、そして、70年程前は石油を武器に太平洋西端で既得権に侵入しつつある日本を、どう対処すべきかの戦略が練られていた。

「不都合な真実」は、常に厄介な処理問題となるが、それを隠匿しうる武器を彼らは持っている。情報のコントロール、ゲッペルスの遺産を無駄なく活用して、、、。

シンポテキブンカジンとシンポテキ新聞を支配すれば、後は簡単。

気がついたら、日本のグンタイはすっかり骨抜き、、、、、。

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