ワインのぶどうについて:11-9

黒 ぶ ど う
1.カベルネ・ソーヴィニヨン (Cabernet Sauvignon)
ボルドー地方のぶどうです。世界で一番渋いワインになるぶどうです(笑)
ワインの甘い辛いは、作り手の発酵加減によるものなので、
ふっちいは甘口のカベルネ・ソーヴィニヨンも飲んだことがあります。
メドック地区では、これを主体にカベルネ・フランとメルローをブレンドして複雑な味わいのワインを作ります。

2.カベルネ・フラン (Cabernet Franc)
ボルドー地方のぶどうです。
カベルネ・ソーヴィニヨンの親戚で、ボルドーワインでは低い比率でブレンドされてます。
ボルドーワインの隠し味のような存在です。
しかし、ロワール地方では、このぶどうを主体にフルーティな赤ワインが作られています。
「シノン」やロゼの「カベルネ・ダンジュ」などがあります。
鉛筆の芯や削りカスの香りがすると言われてます。さあ、みんなでつっこみましょう。

3.メルロー (Merlot)
ボルドー地方のぶどうです。
渋味はひかえめですが、後味にちょっと苦みを感じるワインになります。
サン・テミリオン地区やポムロール地区では、これを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンや
カベルネ・フランをブレンドしています。だから、メドック地区ほど渋くないです。
プラムや干しプラムの香りがすると言われてますが、ちょっとくさいかも・・・

4.ピノ・ノワール (Pinot Noir)
ブルゴーニュ地方のぶどうです。
渋味ひかえめで酸味が強めのぶどうです。
土壌によって、だいぶ風味が変わるようで、プラム系、チェリー系、ベリー系などといわれてます。
ふっちいはベリー系、いちごの様ないい香りが好きです。
世界で一番高いワイン、「ロマネ・コンティ」もこのぶどうで作られています。
ノワールはフランス語で「黒」という意味です。
この品種は突然変異を起こしやすいらしく、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノ・ムニエなど親戚がたくさんいます。
また、シャンパーニュ地方でも主要品種になっていまして、黒ぶどうで白ワインを作る珍しい例です。

5.ガメイ (Gamay)
ブルゴーニュ地方のぶどうです。
ボージョレ地区でよく作られています。有名な「ボージョレ・ヌーボー」は、このぶどうです。
もちろん、ヌーボーだけでなく通常のワインも作られています。
渋味や苦味がほとんどなく飲みやすいですね。
香りはベリー系とかチェリーの香りとよく言われてます。

6.シラー (Syrah)
ローヌ地方のぶどうです。
新世界ではシラーズ(Shiraz)とも呼ばれています。
スパイシーな感じのするワインとなり、よくグルナッシュとブレンドされます。
黒胡椒の香りがするとよく言われますが、うーん、なんとも・・・
オーストラリアのシラーズは、果実味が豊かすぎてスパイシーじゃないです(笑)

 

白 ぶ ど う
1.ソーヴィニヨン・ブラン (Sauvignon Blanc)
ボルドー地方のぶどうです。
グラーブ地区やペサック・レオニャン地区では、これを主体にセミヨンをブレンドした辛口の白が有名です。
酸味が強く、白ワインの中では香りも強い方で、よく青草の香りとかピーマンの香りがするなんて言われてます。

2.セミヨン(Semillon)
ボルドー地方のぶどうです。
ソーテルヌ地区では、これを主体にソーヴィニヨン・ブランをブレンドして貴腐ワインを作ってます。
高級デザートワインですね。
酸味と香りが弱く、ソーヴィニヨン・ブランと正反対なので、ブレンドするとちょうどいいそうです。

3.シャルドネ(Chardonnay)
ブルゴーニュ地方のぶどうです。
このぶどうを使ったシャブリ地区の「シャブリ」は世界的に有名ですよね。
さわやかで飲みやすい辛口になります。
りんごの香りがするなんてよく言われますが、香り自体それほど強くないので表現が難しいです。
また、シャンパーニュ地方でも主要品種になっています。

4.ミュスカデ(Muscadet)
ロワール地方のぶどうです。
名前がまぎらわしいですが、マスカットとは関係ないそうですね。
フランス語では、マスカットをミュスカ(Muscat)といいます。
ミュスカデはブルゴーニュ地方から伝わったらしく、ムロン(Melon)とも呼ばれるそうです。
酸味がやや強く、ライムの香りがするなんて言われてます。

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