ラクトフェリンとフェントン反応;R2-5-16,Saturday

ラクトフェリン について、

唾液中に含まれる成分について、分泌型IgAのほかに「老化防止を防ぐラクトフェリン」との記述があった。 https://ameblo.jp/dadkoala/entry-12597405872.html

>>分子量約8万の鉄結合性の糖タンパク質で、鉄を引付けやすく、鉄と結合すると赤くなるため、「赤いタンパク質」とも呼ばれています。母乳、特に初乳に多く含まれ、乳児期でのウイルスや細菌の感染を防御する重要な役割を担っています。母乳で育った乳児が健康なのは、この「ラクトフェリン」のせいと考えられています。

>> ラクトフェリンは熱に弱く、酸や酵素に分解されやすい性質を持っています。そのため、牛乳などの乳製品はそのほとんどが加熱処理されているためラクトフェリンはほとんど含まれていません。
また、鉄と結合する性質を持つため、食品中の鉄分を体内にうまく吸収させる働きがあります。そのため、貧血の予防や改善に効果的です。

「老化防止を防ぐラクトフェリン」とは、どのような根拠からだろうか。

>>活性酸素とは、体内に摂り入れた酸素が活性化することで発生します。本来、体内のガン細胞や細菌を攻撃し、殺す役割を持っていますが、過剰に発生することで体内の脂質を酸化させたり、正常な細胞を傷つけたりすることで老化の促進などにつながってしまいます。
ラクトフェリンは活性酸素の過剰発生を抑制する効果があるため、老化の予防などにも効果的だと考えられています。【7】

文献は 不明だが「活性酸素の過剰発生抑制」といふことらしい。

https://www.orthomolecular.jp/nutrition/lactoferrin/

 「老化防止を防ぐラクトフェリン」 >> 防御システムの一躍を担うのが腸管免疫ネットワークです。全身の免疫細胞の60~70%が腸管に集中していると考えられています。

となると、この腸内細菌叢の乱れを防ぐこと、および、下記のことを含めて、腸管免役システムの恒常性保持により老化進行を遅らせる、といふことになるのだろう。 特に下記の「フェントン反応」にも注目を

①免疫調整機能
小腸にあるパイエル板は、リンパ球が集合した免疫組織で、全身の免疫ネットワークの維持に大きく関与しています。ラクトフェリンは、このパイエル板に働きかけて、免疫細胞を活性化します。
②抗菌・抗ウイルス作用
ラクトフェリンは、鉄との結合力が大変高いため、マクロファージや好中球の中で鉄を利用したフェントン反応(強力な活性酸素の発生)を活性化して、細菌やウイルスを攻撃します。

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