暴走とは?; R3-6-21, Mon. SKR

 21日の月曜日、午後のニュースをふと見ると;

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f6d7785994853d9889a7c7bc330deae8ce705e7

「池袋暴走 遺族が被告に直接質問、、」 と出ている。

動画には、90歳の被告が杖で不安定な歩行をしており、一方の遺族側も必死で感情を抑えているのがわかる。

2019年4月の痛ましい事故から2年。メディアもいわゆる世論も圧倒的に遺族側に同情なのは当然だが、 ヘンクツな私は、何となく気になって再考してみた。

思い出すのも痛ましいが、死者2名ほか9名の重軽傷者を出した事件。
これは、意図せず起きた悪い出来事、「事故」ではない、
下記の、被告答弁から導かれる「責任転嫁」から、「故意に起こされた悪い出来事」で、犯罪性のある事実と捉えられても仕方がない「事件」とみなされているからだろう。

被告は、「エンジンの異常高速回転」を複数回主張したと報道されている。しかも、「アクセルは踏んでいない」と話し、固執した。

法律・裁判にど素人の私は、こうした流れは、明らかに原告側の心証を害すると考えた。
同時に、何故被告弁護士は配慮しなかったのだろうか。

冷静な人間などいない。 かような事件で「感情」を排除できる人がいるだろうか、
裁判制度に疎いから、明らかに被告側不利の状況をメディアは伝える。

さて、我が身になって考える。
誰しもが、総論と各論は異なるし、ホンネとタテマエを上手く使い分けるのが世渡りのコツらしい。

ヘンクツ・ヘンジンの私は杖こそ使わないが、階段昇降に不安を持つ年齢になった。
2年前の事件報道で驚いたのは、その高齢で車を運転していたといふ事実だった。
AT車は、クラッチを使わず、右足だけだから「便利」である。
だが、便利の裏に隠された危険性を忘れがちだ。

悲しいかな、還暦、古希を過ぎると「忘れる」ことが増えてくる。
アクセルとブレーキの踏み間違いは、誰にでも起こりうるし、それは年齢とともに増えるだろう。

被告側の悲劇は、奇妙な自信、あるいは自己正当性主張にあった、
すなわち、高級エリートゆえの排他的感情?理念の「暴走」だったのか、
それはわからない。

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