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6月, 2021の投稿を表示しています

海馬とLTP ;R3-6-30, Wed. SKR

 記憶、脳の可塑性について調べていると LTP が出てくる。 LTP とは、シナプス可塑性において、 長期増強(long-term potentiation) と名付けられたもので、 記憶形成に重要な役割のある 海馬 で確認されたことから、 >>   このシナプス可塑性が 記憶の基礎メカニズム  との 可能性を強く支持している。 学習するに従ってLTPが生じることも観察されており、記憶の長期安定化に繋がる、、 逆に 減る場合を 長期抑圧(LTD)。 LTPは 神経伝達物質 グルタミン酸の放出量が増えることによってシナプスの伝達効率が上昇すること、あるいは、 反応性が上昇するためと考えられている。 さらに、LTP は認知症の発症進行とも関連し 認知症の薬物療法が期待されにくい現状から、やはり運動療法を主体としたアプローチが中心となるだろう

「ポリヴェーガル理論」と腹側迷走神経系; R3-6-28, Mon. SKR

 月曜の夕方、偶然 「ポリヴェーガル理論」の記事を目にした; https://book.asahi.com/jinbun/article/14124022 「複数の・迷走神経」を意味し、「多重迷走神経理論」 そして、 腹側迷走神経系; https://tokusengai.com/_ct/17280288 >> 従来、自律神経は、心身を緊張モードにする交感神経と、心身をリラックスモードにする副交感神経の2本柱から成るとされてきたが、 >>  副交感神経を「 腹側迷走神経 」と「 背側迷走神経 」の2つに分けて考えます。 >> 腹側迷走神経 は、人とコミュニケーションするときに働き、 「社会とのつながりを促す」神経 です。心臓や肺などの内臓のほか、目や耳、鼻、口、顎、顔の筋肉など、人とコミュニケーションするときに働く各部位の調整に関わっています。 >>  交感神経が働いて心身が緊張したときは、腹側迷走神経は ゆるやかに抑えるブレーキ として働きます。 >> 一方、 背側迷走神経 は、消化、排泄、睡眠、生殖機能をつかさどります。ふだんは心身をゆったりとリラックスさせたり、胃腸を活発に働かせたりします。 ところが、ストレスがかかって交感神経が優位になり、心身が限界まで緊張すると、背側迷走神経は交感神経をいきなりオフにします。 具体的には; >>  合谷タッピングはこの扁桃体を落ち着かせる一部の脳の血流量を増やし、判断力や創造力を高めたり、気持ちを落ち着かせたりする

「不安」と”Love” ;R3-6-23, Wed. SKR

 連日、叔父の電話に振り回されている; https://ameblo.jp/dadkoala/entry-12682328315.html https://mouroku1949.exblog.jp/30585105/ 「沖縄慰霊の日」にて、叔父の言動とを結びつけて考える; https://ameblo.jp/dadkoala/entry-12682328315.html >>  The human race lives within a precise set of illusions.      (人間という種はまさに幻想の中に置かれている) >>  人間の行動には二つの行動しかない、 「不安」か ”Love” 。 https://mugen3.com/hon10.htm >>  不安はちぢこまり、閉ざし、引きこもり、走り、隠れ、蓄え、傷つけるエネルギーである。    ”Love” は広がり、開放し、送り出し、とどまり、明るみに出し、分け合い、癒すエネルギーである。   不安があるから、持っているもの全てにしがみつき、かじりつくが、   ”Love” があれば、持っている全てを与える事が出来る。 ポイントは、 >> どちらかを選ぶのは「自由」で、 心の声に従いなさい と。 つまり、幸せは 自分のこころが決める。 認知症の叔父の「不安」には、 「安心」をもたらす言葉をかける、、 そして、時間をかけて「祈る」こと、、

暴走とは?; R3-6-21, Mon. SKR

 21日の月曜日、午後のニュースをふと見ると; https://news.yahoo.co.jp/articles/6f6d7785994853d9889a7c7bc330deae8ce705e7 「池袋暴走 遺族が被告に直接質問、、」 と出ている。 動画には、90歳の被告が杖で不安定な歩行をしており、一方の遺族側も必死で感情を抑えているのがわかる。 2019年4月の痛ましい事故から2年。メディアもいわゆる世論も圧倒的に遺族側に同情なのは当然だが、 ヘンクツな私は、何となく気になって再考してみた。 思い出すのも痛ましいが、死者2名ほか9名の重軽傷者を出した事件。 これは、 意図せず起きた悪い出来事、 「事故」ではない、 下記の、被告答弁から導かれる「責任転嫁」から、「 故意に起こされた悪い出来事」で、犯罪性のある事実と捉えられても仕方がない「事件」とみなされているからだろう。 被告は、「エンジンの異常高速回転」を複数回主張したと報道されている。しかも、「アクセルは踏んでいない」と話し、固執した。 法律・裁判にど素人の私は、こうした流れは、明らかに原告側の心証を害すると考えた。 同時に、何故被告弁護士は配慮しなかったのだろうか。 冷静な人間などいない。 かような事件で「感情」を排除できる人がいるだろうか、 裁判制度に疎いから、明らかに被告側不利の状況をメディアは伝える。 さて、我が身になって考える。 誰しもが、総論と各論は異なるし、ホンネとタテマエを上手く使い分けるのが世渡りのコツらしい。 ヘンクツ・ヘンジンの私は杖こそ使わないが、階段昇降に不安を持つ年齢になった。 2年前の事件報道で驚いたのは、その高齢で車を運転していたといふ事実だった。 AT車は、クラッチを使わず、右足だけだから「便利」である。 だが、便利の裏に隠された危険性を忘れがちだ。 悲しいかな、還暦、古希を過ぎると「忘れる」ことが増えてくる。 アクセルとブレーキの踏み間違いは、誰にでも起こりうるし、それは年齢とともに増えるだろう。 被告側の悲劇は、奇妙な自信、あるいは自己正当性主張にあった、 すなわち、高級エリートゆえの排他的感情?理念の「暴走」だったのか、 それはわからない。

睡眠と基礎代謝(その2);R3-6-16, Wed. SKR

 睡眠薬「ベルソムラ」から、オレキシン、睡眠との関連を調べてみた; https://plaza.rakuten.co.jp/dadkoala/diary/202106160000/  >>  ベルソムラは、ノンレム睡眠ばかりでなく、レム睡眠も増加させるので、睡眠全体の質を高め、、、 深い睡眠とホルモンとの関係; まず成長ホルモンが挙げられる; これは、体内の細胞代謝を促進し、特にノンレム睡眠中の分泌される。 その他;>>  https://www.francebed.co.jp/umoureform/faq/sleep/cal.html メラトニン メラトニンには、夜になると脳から分泌され眠気を引き起こす働きがあるため、別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。このメラトニンの分泌を起こす中でカロリーが消費されます。 セロトニン 質の良い眠りには、心も体もリラックスしている状態が大切です。セロトニンは心身を安定させる働きがあり、別名「幸せホルモン」とも言われており、「メラトニン」を作る材料にもなる睡眠には欠かせないホルモンのひとつ。 コルチゾール コルチゾールはストレスを和らげる働きがあるため、「抗ストレスホルモン」とも呼ばれています。過剰にストレスを感じると、コルチゾールが分泌されます。また、コルチゾールは朝にたくさん分泌される特性もあるため、朝の目覚めを助ける働きがあります。 レプチン・グレリン レプチンには、体に必要なエネルギーの摂取量と使用量を調節する働きがあり、特に食欲を抑える作用があります。それとは反対に、グレリンには食欲を促進させる働きがあります。